2015.08.10

テーブルが無垢材であるメリット。【No.1275】

突然大雨が降ってきたりと変な天候が続いていますね。今日は配達で荒川区まで行ってきました。途中何度か激しい雨が降っている地域がありましたが、納品場所近くは晴れていました。ところがいざ納品を始める段階になったら、突然の大雨に。しばらく待ってましたが、状況は変わらないので雨の中納品をしました。雨対策で濡れても良いように梱包していたのが助かりました。

今回納品したのはシオジ材の1枚板テーブルです。新規に製作したものではなく、ずっと使われていたモノを塗り直して納品しました。ご実家で使用されていたテーブルを新築のお宅で使用するために塗り直したものです。今回のケースは親から子へ引き渡されたカタチですね。
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テーブルが無垢材であるメリットを考えると、1番大きいのは永く使える事でしょう。部屋の中で使用している分には木材自体の劣化はほとんど起こりません。100年以上持つと考えられます。ただし、塗装は劣化します。ウレタン塗装が施されたてテーブルは10年ぐらい経つと塗膜の劣化によって塗装がはげてくる事があります。でも、無垢材を使用している場合は塗装をはがして新たに塗装し直すことが可能です。化粧合板を使用しているテーブルは基本的にはウレタン塗装の塗り直しはできません。塗膜をはがすために削ると下地が見えてきてしまいます。化粧合板の表面に貼られているツキ板は0.2ミリや0.6ミリと非常に薄い板です。そのため、サンディングをすると直ぐに下地が見えてきてしまいます。ウレタン塗装の塗り直しをする場合は古い塗膜を落とさないといけません。塗膜を落とすためには、サンダーでサンディングすることが必至です。

無垢材は1ミリ削っても何の問題もありません。もちろんテーブル天板が薄くなってしまいますが、30ミリや40ミリある天板のうちの1ミリですので、見た目に分かるほど薄くはなりません。薄くなることより、再塗装によって新品同様になるメリットの方が上回っていると思います。

ウレタン塗装の塗り直しは、いったん引き取って工房での作業が必要になります。古い塗膜をはがすのは簡単ではなく、サンダーという道具を使って作業します。サンドペーパーでこすって簡単にはがれてしまうようではマズイですよね。サンダーを当ててもすぐに落ちる訳ではなく、結構時間が掛かります。古い塗膜をしっかり落とさないと新しい塗装が上手くいかなくなります。

オイル塗装のテーブル天板は、ご自分でメンテナンス作業をすることが出来ます。上からオイルを塗るだけでもだいぶ復活します。深く染み込んでしまったシミや汚れ、キズを完全に取り除くにはサンダーを使ってサンディングする必要があります。しかし、サンドペーパーで磨くことで少し目立たなくする事は可能になります。

このように無垢材の天板は削ってシミや汚れ、キズを目立たなくすることができます。ウレタン塗装の天板でも塗り直しをすればほぼ新品同様になります。メンテナンスや塗り直しをすることで永く使用することが可能です。

もう一つ無垢材テーブルのメリットは丈夫さです。木質素材を使ったテーブルは軽いというメリットがあります。無垢材を使用した家具はどうしても重くなってしまいます。でも、テーブルの場合は逆にその重みがメリットにもなります。重さがあることで揺れにくくなります。

その他にも視覚的や感触的な良さもあります。でも、今回のブログエントリーは実用的な観点からみた無垢材テーブルをメリットに焦点を当ててみました。

※ソリウッドでは、弊社製品に限りウレタン塗装の塗り直しを有料で承っています。他社製品のテーブル塗り直しは引き受けていません。他社製品に関してはどのような素材か、どのような塗料を使っているのかが分からないために上手く仕上がらない事が考えられるために断らせて頂いています。

瑞木@相模湖

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