2015.01.15

1点モノのテーブルをオーダーする

無垢材テーブルは、自然の素材を使用するのでひとつひとつ木目も色味も違ってきます。木の樹皮の部分を残した耳つきテーブルの場合はなおさらです。木目、色味に加え、カタチも唯一無二のテーブルといえます。昨日のエントリーでは、お客様のご希望にあった無垢材テーブルをオーダーしたいというときに、見積り金額を算出するために必要な情報について書きました。今日は、さらに耳つきテーブルに絞って、その後について書いていきます。

 

ソリウッドで耳つきテーブルの注文を受ける場合、注文の仕方は2パターンあります。1つは、すでに仕上がって吉祥寺ショールームに展示してある天板もしくはテーブルを注文する「現品」です。現品は、サイズや仕上げが既に決まっています。中には脚も決まっているものもありますが、多くの場合脚のデザインを決めて頂き、ご注文後に脚の製作と天板のリフレッシュを行い、お届けになります。ここでの天板のリフレッシュとは、オイルの塗り直しをさします。オイルを塗り直す際には、一度ペーパーで削るので、展示中についた細かいキズなどはなくなりますので、新品と変わりません。

 

もう1つの注文パターンは、「オーダー」になります。

 

全て現品で販売できれば良いのですが、サイズや仕上がりなどの細かいご要望にも対応していくこともソリウッドのような小さな家具工房には重要なことだと考えています。現品でご希望のものがない場合は、ご希望のサイズ、樹種、色味のイメージなどを伝えてください。工房で乾燥させている板の中から条件に合う板を提案します。提案の際には、金額とおおよそのカタチや木目が把握できるよう合成写真を一緒に提示させて頂いています。

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この写真は、ウォールナット材の2枚はぎテーブルのイメージ写真(合成写真)です。実際には板の加工はしていませんので、両方の端に耳がついた状態の板が2枚、工房にあるということになります。表面を荒削りしているので、全体的な木目の印象やカタチは把握して頂けると思います。

 

これらの写真はウェブ上でも公開しています。

 

ソリウッドの耳つきテーブル

樹種と採れるサイズ、特徴などを紹介しています。耳つきテーブルが気になる方は、まずこちらをチェックしてみてください。

 

見積とイメージ写真をご覧頂き、実際の板を見たいと思われる方も多いはずです。

 

そういった場合は、ソリウッドの相模湖工房までお越し頂ければ実物の板を案内致します。実物をみたら、我々が提案した耳ではなく、反対側の耳を使いたいとか、この部分を入れたいとかのご要望がでてくるかもしれません。もちろん、可能な限りご希望に沿うかたちで製作したいと思っています。加工する前の板は、テーブルになった時と比べて、少し違ったワイルド感や迫力があります。実際にみた原木が、様々な工程を経てテーブルになって目の前に現れると、「あれがこんなテーブルになるんだ」感を感じます。それもオーダーでつくるテーブルならではの楽しみであると思いますので、ぜひ体験して頂きたいと思っています。

 

また、工房では瑞木@相模湖が板を案内します。彼は、在庫しているほとんどの板を実際にみて、仕入れしてきている人間です。ソリウッドで一番、素材としての板に詳しいということになります。私、賢木@吉祥寺が知らないその板の情報を持っているかもしれません。些細なことでも構わないので、不安点や疑問点があったらなんでも聞いてみてください。

 

相模湖工房は、製作現場になりますので、ショールームのようなお客さまにいつでも案内できるようなスペースにはなっておりません。板についても、桟積みされて保管しているためすぐに色々な板を見て頂くのは難しい状況です。そのため、実際の板を案内するのは、事前にお見積りを提示させて頂いた方のみとさせて頂いております。

 

オーダーとなると、どんあものができあがるか不安といった声も聞かれます。それは当然のことだと思います。我々、スタッフとしてはそういった不安を取り除くために出来ることはなんでもお手伝いしたいと思っています。気になることがあれば、ぜひ遠慮なくお申し付けください。

 

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
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