2014.10.15

無垢材テーブルと床のコーディネート

無垢材テーブルを選ぶ際に、3つの悩みポイントがあると考えています。これはこのブログでも、月1回開催しているテーブル選び方講座でも話していることですが、3つのポイントは「樹種」「サイズ」「仕上げ」です。

「樹種」を選ぶ場合は、ある程度の硬さである広葉樹であることを最低条件として、あとは肌触りと色味で選んで頂くことをオススメしています。触り心地とは、オイル仕上げとウレタン塗装という仕上げの違いによるところもありますが、同じオイル仕上げでも樹種によって若干異なります。それは、木自体の構造によって生まれるものです。木が立木の状態で水分や養分を運ぶ導管といわれる管がどう配置してあるかによって触り心地の差が出てきます。

ナラやタモといった材は触ると僅かではありますが、凹凸を感じます。これらの材は、導管が年輪に沿って環状に配列されていて環孔材と呼ばれています。一方、ウォールナットやチェリー、メープルといった材は触り心地がツルツルです。これらは導管が不規則に配列されているため、触った際に導管を感じることがありません。散孔材と呼ばれています。この触り心地の違いというのは、言葉ではなかなか言い表すことが難しいので、実際に触って頂くのが違いがわかる一番の方法だと思います。ですので、興味のある方は実際に家具屋さんに足を運んで頂き、天板を触る等して試してみてください。

触り心地の次は、色味ですが、皆さん、好みの色味の樹種というのは比較的簡単に探せると思います。多くの方が悩まれるのは、フローリングや他の家具との相性、色味の組み合わせです。床とテーブルの色味のパターンは主に3つあると考えます。

①同じような色味(同じ樹種)で合わせる

②コントラストをつけて合わせる

③それ以外

ここからは、納品事例を踏まえながら上記の3つのパターンをみていきます。これから無垢材テーブルのご購入を考えている方は参考にしてみてください。

①同じような色味(同じ樹種)で合わせる

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こちらはメープル材のフローリングのお宅にメープル材のテーブルを合わせた例です。同系色なのでスッキリと見えます。同系色で合わせるとのっぺりとした感じになる場合もあるので、椅子のファブリックやランチョンマットなどは色調を変えてアクセントをつけるんどすると効果的です。

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こちらは、焦げ茶色のフローリングに同系色のウォールナット材のテーブルをコーディネートした例です。色が濃いと一般的には落ち着いた印象になります。

②コントラストをつけて合わせる

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白などの明るい色味の床には思い切ってコントラストが強い組み合わせをすることで空間が引き締まります。上の写真は、白のフローリングにウォールナット材のテーブルと同じくウォールナット材の本体で黒い革の座面の椅子を合わせています。

この反対の組み合わせ、つまり黒に近い濃い床に白っぽい例えばメープル材のテーブルなどの組み合わせはテーブルが少し浮き気味に見えてしまうので避けたほうがよい組み合わせといえます。

③それ以外

ここでは①と②以外の組み合わせということになりますが、薄い茶褐色の床にウォールナット材のテーブルの組み合わせであったり、同じく薄い茶褐色の床に白めのメープルやカエデのテーブルを合わせるコーディネートが挙げられます。

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ここで紹介した意外の納品事例も参考になると思いますので、こちらの納品事例のページもご覧ください。

賢木@吉祥寺


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