2013.10.05

かんなを上手に扱うための5つのヒント

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本日の木工教室のお昼休みにかんな掛けが苦手と話す生徒さんがいました。確かにかんなを操るのは慣れが必要です。でも苦手だからと敬遠してたら修得は困難。そこで今日はかんなを扱う上でこんな所に注意すればいいよというまとめをしてみます。

1.かんなの刃の出方をしっかりと見られるように

まずは刃の出方をしっかりと見られるようにしましょう。かんな台の尻だけが見える状態にかんなを持ってから台先を少しあげます。これが刃の出方を見る方法。バックに白っぽいものにすると刃が見やすくなります。

生徒さんの中には指で刃を触って刃の出方を探る人がいます。が、この方法ではどのぐらい刃がでているかを理解するのは無理だと思います。やっぱり、目で見ることが大切です。

2.刃の出具合とかんな屑の出方の関係性を理解する

どのぐらい刃が出ていたら、どんなかんな屑がでるのかを理解しておくといいです。練習材を用意しておいて、どんな屑がでるかを確認してから本番に取り組みましょう。刃がたくさん出ていると、引くのが重くなります。無理な力を入れないでも引けるぐらいの薄さの屑がでるように調整します。

3.かんな刃の研ぎをがんばる

やっぱり刃が切れる状態になっていないとキレイに削れません。刃がしっかり研げていれば、ちょっと刃が出過ぎていてもキレイに削れる場合もあります。逆に台調整や刃が適切に出ていても、刃が駄目だとキレイに削れません。刃研ぎは難しいですが、やらないと上手くならないのでとにかく研ぐ事が大事です。

4.裏金がしっかり寄っているかチェックする

逆目ぼれが起きる主な原因は、裏金が刃先に寄っていないことです。とにかくでるだけ刃先に裏金を寄せます。刃の出方に気を取られていると裏金の存在を忘れてしまう人がいます。削り始める前に必ず裏金をチェックしましょう。

5.かんな台をしっかりと材に押さえつける

これは感覚的な話になってしまいますが、かんなを押さえつける力はある程度必要です。力の弱い女性は、腕だけでなく全身の力も使って押さえつけるようにしましょう。

以上5点を注意してください。ですが、とにかく回数をこなす事が重要です。かんなは操れるようになるととても楽しい道具です。薄くキレイな屑が出るととても心地よいものです。

瑞木@相模湖

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