2017.07.02

椅子の座面高について【No.1967】

椅子はどのように選べばいいですか?と尋ねられることがあります。椅子を選ぶ際は、とにかく座り比べてみることだと私は考えています。そうするうちに、どういったものが座り心地よく感じるかの感覚を掴んでくると思います。椅子はデザイン性の高い家具でもあるので、家具屋さんにいくと沢山の種類のものがあります。ですが、家具屋さんに置かれている数十の椅子を座り比べ、全部の椅子が座り心地よく感じるということはあまりないと思います。背の部分の大きさであったり、肘掛けのあるなしだったり、座面の硬さだったり、椅子によって座り心地が変わる要素は沢山あります。ですので、まずは見た目が気にいった椅子があったら、是非座ってみてください。そのようにして、候補を絞りこんでみるのが良いと思います。

椅子は座る人の体型によっても座り心地が変わります。その中で、少し注目して頂きたいのが座面高です。座面高とは床から椅子の座面までの高さを表している数値です。日本で製作されている木の椅子の場合、座面高が400〜420mmぐらいものが多くなっています。椅子の座面高が420mmだと身長によっては足が床につかないといったことが起こり得ます。足がしっかりとついていないと落ち着かないといったことがありますので、注意が必要です。ソリウッドで扱いのある木の椅子は座面高を調整できるものがあります。座面高を低くする場合は、椅子の脚をカットして短くするカタチになります。椅子の座面高を数センチ程度なら高くすることが出来るものもありますので、ソリウッドの扱いのある3つの椅子ブランド別に紹介します。

ISU-WORKS(山上木工)

20170701 1

北海道津別町にある山上木工さんが製作している木の椅子ブランドです。電機制御された工作機械で加工した部材を熟練の職人がしっかりと組み上げて完成させる椅子が数多くラインナップされています。ISU-WORKSのダイニングチェアの多くは座面高420mmに設定されているものが多くなっています。座面高が420mmだとちょっと高いなと感じるかたは脚をカットして座面高を低くすることができます。また、座面高を420mmより高くしたいという方にも30mmまでなら座面高を高くすることにも対応が可能です。

宮崎椅子製作所

20170702 2

宮崎椅子製作所は宮崎県ではなく徳島県にある椅子メーカーです。宮崎さんが社長をしている会社です。宮崎椅子製作所の椅子が外部のデザイナーとタッグを組んでスタイリッシュな椅子を熟練の技で作り上げている実力派の椅子メーカーです。宮崎椅子製作所が製作販売している椅子はデザインによって座面高はマチマチです。例えばコンパクトでありながらしっかりと座ることができるPocketチェアは座面高が440mmと少し高めに設定されています。また、オール無垢材で宮崎椅子製作所の椅子では珍しい部類にはいる座面も無垢材の椅子になります。boチェアはデザイナーの小泉誠さんがデザインしたウィンザーチェアでモダンな印象を受ける椅子に仕上がっています。座面まで無垢材の場合は重量が重くなるというデメリットがありますが、こちらのboチェアは座面の裏を強度が保てるギリギリまで削り軽量化が図られています。座面高は410mmに設定されています。もちろん脚をカットすることも出来ます。ただし、脚はテーパーがついているので脚をカットするとプロポーションが変わる可能性があります。また、20mmまでなら座面高を高くすることが可能です。宮崎椅子製作所の椅子は座面高を高くすることが出来るものもありますが、出来ないものもありますので詳細はスタッフまでお問い合わせください。

いのうえアソシエーツ AWAZAチェア

20170702 3

AWAZAチェアは「腰の椅子」をコンセプトにした腰がしっかりと支えられる椅子がラインナップされています。AWAZAチェアは基本的に座面が410mmと430mmが設定されています。脚をカットすることも可能なのでご要望の座面高でお届けすることが出来ます。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest