2013.10.19

無垢耳つきテーブルの製作はワイルドな木取りから

131019_4.jpg

オーダー頂いている耳つきテーブルの製作に取りかかっています。耳つきテーブルに使用する板は、カタチも様々。すんなりと機械にて加工できない大きさやカタチをしているゴツい板もあります。そのため、まずはチェーンソーにておおまかに切断します。 ワイルドだろ〜。

131019_1.jpg

すでに板にはお客様に提案した際の仮のラインが引かれています。最終的に決定したサイズに合わせてもう一度木取りラインを引き直します。ここで間違いがあると取り返しがつかなくなるので、注文票や図面と照らし合わせて慎重に確認しながら作業を進めます。

131019_2.jpg

写真の板はトチ材。同じ丸太から採れた2枚の板で天板を作ります。見てもらうとわかるように一部分が途中から薄くなっています。そのため製作できるテーブルの長さが制限されてしまいます。今回はギリギリお客様のご要望サイズが採れるため、採用になりました。

このような一部変形している板は、そうではない板に比べると少し割安で仕入れられる事があります。サイズが限られてしまいますが、出来るだけお手頃な価格で無垢材テーブルを製作し販売してお客様に喜んでもらえるようにするには、こういう板は見逃せません。工房スタッフが材木市場に出向いて仕入れをするスタイルだからこそ出来る技です。

131019_3.jpg
こちらはセン材。これも耳つき2枚はぎテーブルを製作します。隣あった板でブックマッチ天板にします。1枚板テーブルになる幅はないけれど、2枚はぎ合わせればテーブルになるちょうどいいサイズの板です。この板には一箇所、目立つ節があります。ご要望サイズだとちょうど節を省くことが出来ました。ほんとギリギリで節が入らないように木取りすることが出来たのです。こちらも材木市場でセリ落とした板です。セリでは目立つ節を気にしてか、競争相手が少なかったので予算内でセリ落とせました。結果としては節を省いてテーブル天板にすることが出来たので、狙い通り。サイズをちょっと小さくすれば、欠点が省ける板はお値段以上の価値あるテーブルに化かすことが出来ます。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest