2018.08.23

無垢材でつくる丸テーブル【No.2384】

ここ最近、丸テーブルについての問い合わせをいくつか頂いています。ソリウッドでは、製作数としては四角いストレートカットテーブルや樹皮があった部分のカタチをそのまま残した耳つきテーブルといった長方形的なテーブルのほうが多いですが、丸いテーブルも根強い人気があり問い合わせやご注文も断続的に頂いています。ソリウッドで製作する丸テーブルは、その他のテーブルと同じく基本的に受注生産となります。基本的なデザインとして、角テーパーと丸テーパーの4本脚を用意しています。サイズは基本的にはご希望のサイズで製作を承りますが、設備の都合上φ1200までとなります。また、問い合わせでもよく頂くのが、4本脚ではなく、1本脚での依頼です。1本脚は丸い天板の中心部分に柱のような1本の脚が伸び、床付近で大きな天板もしくは4方に脚が伸びるタイプとなります。このタイプの脚については、木製で製作するとなると、強度的にやや不安な部分が出てきて、そこをクリアするためにはかなりごつい脚にする必要があります。ごつい脚になると、お客様が想像しているようなプロポーションではなくなってしまう点と製作コストがかなりかかるので価格的にも4本脚より高くなってしまう点を考慮して、現状ではお受けしていません。飲食店などで使用するなど鉄製などの既成の脚を用意できる場合はこの限りではありませんが、具体的なお話を頂いてからご相談の上、製作可否を判断させて頂いております。

丸いテーブルが根強い人気がある最大の要因はそのカタチにあると思います。四角いテーブルに比べ、見た目が可愛らしく優しい印象があります。四角いものが多くなりがちなお部屋にアクセントをつけるアイテムとしても利用できます。一方で、機能面では四角いテーブルに比べデメリットもあります。丸テーブルを置くには、より広いスペースが必要になる点、食事をする際に、1人分のスペースが少なくなるといった点です。

置くスペースについては、広く開けたリビングダイニングのような空間であれば、丸テーブルを置くことに支障は少ないですが、長方形の部屋に置くと壁に近い部分が出来てしまい、そこの部分はどうしても狭く感じやすくなります。少なくとも椅子をひいて椅子に問題なく座るのに必要な壁から60cmというスペースがどこに座っても空いていれば支障はありません。

また、四角いテーブルに比べると、角のスペースがないぶん、一人一人が使えるスペースは少なくなってしまいます。食事をするだけのテーブルであればそこまで支障はないかもしれませんが、何か作業や勉強などをしようと思って、資料や本などを置こうと思うとやはり手元にスペースがないのが気になるような気がします。

注文で製作する際に選んで頂くことができる樹種は、いまのところ、タモ、ナラ、メープル、チェリー、ウォールナットの5種類です。このうち、タモとナラは天板の厚みが28mmの一択で、メープル、チェリー、ウォールナットは30mmと40mmで選んで頂くことができます。天板の厚みの違いについては、四角いテーブルでも同じですが、強度面では28mmや30mmあれば十分と考えます。どっしりとしたテーブルが欲しいという場合は厚みのあるものを選んで頂くのがよいと思います。これまで製作した中では、数的には薄いものがほとんどです。丸テーブルには軽く柔らかい印象を求めている方が多いからかもしれません。

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こちらは、丸テーパー4本脚です。最近ではこちらのタイプを選んで頂くことが多いです。

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こちらが角テーパーのタイプです。

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