2018.08.22

夏だし、爽やかなテーブルにしたいという方には【No.2383】

8月も終わりに近づき、東京近辺も一時期の猛烈な暑さは少し治まりつつあるかなと思っていましたが、今日はまた暑かったですね。ほんの15分ほど、冷房の効いていない室内で作業をしただけで汗だくになってしまいました。テーブルや椅子など無垢材テーブルを買おうという方は1年中いらっしゃると思います。無垢材テーブルを検討されている方で悩みどころといえば、樹種の選択です。オーダーで製作できる場合、樹種の選択肢がいくつかある場合が多いです。その場合、樹種で違うポイントはいくつかありますが、選択する上で大きな影響を与えるのが色味です。ソリウッドでは定番のストレートカットテーブルでは、クルミ、タモ、メープル、チェリー、ナラ、ウォールナットの6種類から選択頂くことになっています。この6種の中で一番明るく白に近い樹種なので、メープル材です。そこから順に、タモ、ナラ、クルミ、チェリー、ウォールナットという順で色が濃くなります。

 

無垢材のダイニングテーブルの場合、価格も価格なので長く使うことを前提にご注文される方が多いので、あまり注文時期の気候によって選択する樹種が変わるということはないのではと思ってしまいますが、テーブルの印象としては、明るいテーブルのほうが、夏に選ぶには爽やかさと涼しさがあるので適しているといえなくもないです。しっかりとした統計調査をしているわけでないので、はっきりしたことは言えませんが、私個人の印象でいうと、夏にはより爽やかな明るいテーブル、冬には、ウォールナットのように暖かい印象の樹種に注文が集まるということはないように思っています。ですけど、せっかくなので、夏だし、爽やかなテーブルにしたいと思っている方にオススメの樹種について書いてみます。

 

先ほども書いたように、ソリウッドで定番として扱っている樹種の中で圧倒的に爽やかな印象になるのは、メープル材です。メープル材は細かくいうとハードメープルと言われる樹種で、北米からの輸入材になります。材の中心部分と外側の部分での色味の違いはあまりなく、全体的に白い印象の板です。ただ、時間が経つと、ジョジョに黄色味が強くなる傾向にあります。元からやや黄色味のある板もあります。ですので、使っている間、ずっと白いということはなく、徐々に色が変わる経年変化のある材だと思って頂ければと思います。私自身も自宅で、メープル材のテーブルを8年ほど使っていますが、色味はやはり出来上がり当初に比べると黄色味がでてきてクリーム色っぽい色味になってきたと実感できます。

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メープル材は明るく爽やかな印象の見た目なので、イメージ的には柔らかく軽い材と思われがちですが、実はしっかりと詰まっていて重たい部類に入る木です。ですので、W1500程度の4人がけのテーブルでも持ってみるとずっしりと重みを感じます。オイル仕上げで仕上げたメープル材を触ってみると、木目細やかでするっとした肌さわりが心地良いです。オイル仕上げの場合、オイルを染み込ませて保護する仕上げですので、材がもつ構造の違いなどで樹種によって肌さわりが異なってきます。メープル材の場合は、散孔材といって導管と呼ばれる水分や養分を運ぶ管が細く、散らばって存在しているため、触った際に導管の凹凸が気になりません。

 

耳つきテーブルをお探しの方で、爽やかな色味のテーブルにしたいといった場合はどんな樹種が候補にあがるのでしょうか?

 

まず、ストレートカットテーブルで挙げたメープル材ですが、北米から輸入される際にすでに板に製材された状態のものがほとんどです。チェリー材やウォールナット材は丸太で輸入され、日本国内で製材されるケースもありますが、メープル材はそうでないため、耳つきの板はほとんど見ません。したがってメープル材以外の材となります。白いということでいえば、トチ材やメープルの仲間であるイタヤカエデ材が候補になります。

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