2018.07.04

オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座【No.2334】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、2ヶ月に1回オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座として、オイル仕上げのテーブルをリフレッシュさせる方法のレクチャーを行なっています。オイル仕上げのテーブルは植物性の家具用オイルを木部の表面に浸透させて仕上げたものです。オイルは水にはそこまで強くないので、水に濡らしてしぼった付近などで拭いているうちに表面のオイルが抜けてくる可能性があります。また、水に濡れると表面がけばだつような状態になってくることがあります。このけばだちはオイルが抜けてきた証拠でもあります。テーブル全体の肌さわりが少しガサガサについてきたら、オイルを塗るサインだと思って頂ければと思います。もちろん、テーブル表面のメンテナンスをしなくも強度面や機能面で何か劣るということはありませんが、リフレッシュ方法をやってみると効果がてきめんです。8日の講座は主にすでにオイル仕上げのテーブルをお使いの方を対象にしていますが、もちろんこれからオイル仕上げのテーブルの購入を検討したいという方もご参加頂けます。メンテナンス講座では、

紙やすりを使ったメンテナンス

簡単な凹みを回復させる方法

の二つをメインに実践を交えながら、方法を解説していきます。時間にして30〜40分程度になるかと思います。ご参加は無料で予約なしで当日お越し頂くことも可能ですが、事前にお名前と人数のみお知らせ頂ければ席の確保をします。メンテナンスの実践に使うのはナラ材のダイニングテーブルです。ナラ材は木の水分や養分を運ぶ管が表面に出てくるので、オイルで仕上げた直後の肌触りは微妙んい凹凸を感じることになります。ですが、使ってくるうちに明らかに始めの触感とは違うざらついたものになってきます。当日はあえてざらつかせているテーブルを用意していますので、ぜひビフォーの状態も把握しておいてもらえると、効果がどれほどかがわかっていただけるかと思います。

ソリウッドの場合、テーブルにはドイツのメーカーであるリボス社のアルドボスを使用しています。オイル仕上げを行なっている家具工房の多くはドイツ製の家具用オイルを使っているところが多いようです。リボス社のほかに、オスモ、アウロといったメーカーのものが日本でも流通しています。個人的な感覚ではオスモ社が一番日本では知名度があるかもしれません。大きめのホームセンターなどでは、店頭に在庫しているケースもあります。これらのメーカーによるオイルの違いは、配合している成分により、匂いや塗り心地ということになります。機能面ではほとんど差異はなく、このオイルだから輪染みがつきやすいつきにくいといったことはあまりないように感じます。これらのオイルは、有害な化学物質を使っていないので、ご家庭の室内でも塗ったりすることができるメリットがあります。独特の匂いは多少ありますが。塗って数日すれば気になることはないかと思います。また、オイルを塗った後は半日程度は上に物を置かない、むやみに触らないようにして放置してください。メンテナンス時にかんしては、そこまで大量に塗る必要はありません。綿100%の布にオイルをたらし、それを木部に刷り込むようにして塗ってください。講座の中でも毎回話はしていますが、オイルを塗る自体の作業よりは塗った後、オイルをしっかり拭き取るほうが重要です。

テーブルにできてしまったちょっとした凹みであれば、スチームアイロンで蒸気をあててあげることで、少しは回復します。凹み傷の具合で治り具合に差は出来ますが、しないよりはしたほうが少しは良くなる効果はあると思います。なかなか見ることもないやり方ですので、一度見ておくといざご自身がやるといった場面では役にたつと思います。

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凹み傷を治すにはこれが活躍します。

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