2018.07.03

玄関ドアにつける鍵やローラーラッチなど。【No.2333】

昨日のブログではドアの鍵について書きました。どこの家にも必ず一つはあるドアの鍵ですが、その仕組みは意外と知られていません。鍵だけではなく、ドアノブやレバーハンドルだけの扉も含めると一つの家に複数ありますよね。生活に密着している部分だけに壊れるととても困ります。昨日のブログでも触れましたが、私の妻はドアのレバーハンドルが壊れたために部屋に閉じ込められそうになりました。幸いベランダから他の部屋に入ることができたので難を逃れました。でも、それはラッキーだっただけで閉じ込められても不思議ではありませんでした。ちょっとでも不具合があると感じたら交換することをオススメします。交換する部品がわかればそれほど難しい作業ではないので、鍵屋さんに頼まなくても自分でできることもあります。私も交換部品を近所のホームセンターで購入して自分で交換しました。

さて、今日もドアの鍵に関する話題を書くことにします。現在オーダー製作の玄関ドアと店舗のドアを製作しています。まだ設置はされていませんが、概ね形になっています。玄関ドアの鍵はどういう開け方になるかによっても変わってきます。開き戸なのか引き戸なのかでも鍵の形状は変わってくることがあります。今回製作しているドアはどちらも開き戸になります。

玄関ドアの方は木製の取っ手をつけて欲しいとのことでした。木製の取っ手をつける場合は鍵は単体のものをつけるようにします。専門用語でいうと本締錠(ほんしまりじょう)というものです。鍵を差し込んで回して鍵を解除したり、締めたりします。

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このようなケースをドア部分に埋め込んでいます。上の方の丸く穴が空いている部分に鍵を差し込む部分をつけます。鍵を差し込んで回すと鍵がかかったり、解除されたりします。木製の取っ手をつける場合は取っ手と鍵の部分に連動する部分はありません。そのため、鍵をかけないとドアが安定して止まりません。鍵をかければそれで固定されますが、鍵をかけないとブラブラと固定されていません。強い風が吹くとドアが揺れてしまいます。本当に強い風が当てるとドアがバタンバタンするケースもあります。そのため、鍵を掛けないでもドアが安定するようにしたいです。そんな時に使うのがローラーラッチというものです。

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これがローラーラッチです。今回は鍵とローラーラッチは堀商店さんの商品を使っています。ローララッチはドアがドア枠に当たるとローラー部分が奥に引っ込んで、枠に開けた穴に入ると再びローラーが飛び出して固定されることになります。ある程度強い力で押さないとローラーが引っ込みません。風で開いてしようこともゼロではないですが、ローラーラッチをつけることで安定度は高くなるはずです。

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オーダー製作する店舗ドアはドアノブを取り付けます。それに使用するのがこの鍵です。プラスチックケースに空いている上の穴には鍵を差し込む部品を入れます。その下に空いている小さい穴はサムターンという鍵を差し込む部分の逆側にあるつまみをつける穴です。一番下に空いている穴にドアノブをつけます。ドアノブを回すとラッチという部分(三角形の飛び出している部分です。)が引っ込んで開くようになります。ノブやレバーハンドルがあるものはラッチがあるのでローラーラッチをつける必要はないです。

鍵を選ぶ際にバックセットという用語が必ず出てきます。バックセットとはシリンダーやドアノブ、レパーハンドルの中心までの距離のことです。多いのはバックセット51mm。ドアの端から51mmの所にドアノブなどの中心がように設置します。鍵を交換する場合はバックセットが何mmなのかを調べる必要があります。バックセットが51mmならバックセット51mmのものと交換します。

というわけで今日は玄関ドアなどについている鍵について書きました。

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