2018.06.09

マイルドな椅子。【No.2309】

昨日のブログエントリーでは、”シャープな椅子”を紹介しました。直線的なフォルムで面取り量も少なくシャープな印象がする椅子です。今日のブログでは逆に”マイルドな椅子”を紹介します。”マイルドな椅子”の定義は難しいですが、柔らかい印象の椅子といった感じでしょう。曲線的なフォルムで丸く面取りをされている椅子です。また、丸い座面の椅子も見た目にはマイルドな印象を与えます。

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ISU-WORKSのLENチェアです。ソリウッドでは、コンスタントに注文を受けている人気椅子です。昨日紹介したGシリーズと比べても柔らかい印象がしますよね。LENチェアはNシリーズに分類されていて、Nシリーズの椅子は角の面取りが大きくして丸みが帯びています。面の取り方だけでもだいぶ印象が変わります。LENチェアはショートタイプの肘掛けが付いています。見た目ではわずかだけですが、これでもあるとないとでは全然違います。ゆったりとしたサイズ感なので、ダイニングでの食事だけでなく腰掛けてテレビを見たりするのにも適した椅子です。肘掛けが短いので座った時の窮屈感もなくリラックスして様々な体勢で腰掛けることができます。選べる樹種は、ウォールナット材、チェリー材、ナラ材の3樹種です。座面は板座面も選択可能です。ファブリックも様々な色が用意されているので、きっとお好みのファブリックが見つかるはずです。

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こちらもISU-WORKSのRAYチェアです。背の部分が大きく弧を描いています。曲線的なフォルムで柔らかい印象がします。板座面の写真ですが、ファブリック張りバージョンもあります。ファブリックが張られると少し盛り上がった感じになるのでもっと柔らかい印象になります。肘掛けから背にかけて流れるようなカーブを描いているのが美しいです。この部分のパーツは複数の板をはぎ合わせて塊を作った後にNC工作機によって削り出しています。お値段が高いですが、座り心地と美しさを兼ね備えた椅子に仕上がっています。デスクや書斎の椅子としても活躍しそうです。

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YACチェアもマイルドな印象がする椅子です。丸い座面の椅子です。丸い座面枠に脚が直接付いています。脚もわずかに弧を描いていて柔らかい感じがします。座面枠に直接脚が接合されているデザインは精度の高い加工ができないと成立しません。ISU-WORKSの椅子を製作している山上木工さんはNC工作機での木材加工を得意にしています。コンピューター制御で動く加工マシーンなので、正確な加工が可能です。プログラムさえ書いてしまえば、同じ加工を繰り返し行うことができます。複雑な加工も正確に行うことができるので、柔らかいフォルムの椅子を製作するには欠かせない機械です。

YACチェアは見た目はマイルドで少し頼りない感じもしますが、座ってみるとその座り心地にびっくりします。背が腰の下の部分をしっかりと支えてくれて安定した座りを提供してくれます。もちろん、座り心地は個人によって違いますが、私の身体にはとてもマッチしています。私の中ではソリウッドが扱っている椅子の中でも1、2を争うほどの座り心地の良さを感じています。

というわけで今日は見た目が柔らかい印象でマイルドな椅子を紹介してみました。昨日のブログで紹介したシャープな椅子と合わせてご覧いただければと思います。ソリウッドの吉祥寺ショップには国内生産をしている多数の木の椅子を展示しています。どの椅子も受注生産なので、オーダーから納品までは時間を頂きますが、樹種やファブリックが選べてお好みのスタイルに仕上げることができます。ぜひ、一度良質な木の椅子の座り心地を味わいに来てください。

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