2018.06.08

シャープな椅子。【No.2308】

木の椅子というと皆さんはどんな椅子をイメージしますかね?

流線的なロッキングチェアを思い浮かべる人もいるでしょう。あるいはお尻の形に合うように彫り込まれた座面を持つ曲線的な椅子を思い浮かべた人もいるはずです。少なくない人がちょっと野暮ったいイメージを思い浮かべたかもしれません。

でも、最近の椅子はシャープなデザインで決して野暮ったくなく洗練されたデザインの木の椅子も多くあります。今日はソリウッドで取り扱いのある椅子の中で、とりわけシャープなデザインの椅子を紹介していこうと思います。

北海道の津別町にある山上木工さんで製作されているISU-WORKSの椅子は小ぶりなダイニングチェアからゆったりと座れるリラックスチェアまで幅広いラインナップが用意されています。その中で小ぶりなダイニングチェアシリーズであるGシリーズは面取りが少なく、直線的でシャープなデザインに仕上がっています。

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Gシリーズの中でも最もシャープなデザインなのがLOGチェアです。横から見ると直線的なフォルムになっているのがよく分かります。背に配置された2枚の板がこの椅子をより独特なものにしています。普段、真横から椅子を見るということは滅多にないのですが、LOGチェアは横から見た時がとてもカッコいいです。この写真では座面がファブリック張りのものですが、もっとシャープな印象にしたかったら板座面を選択すれば良いでしょう。

ISU-WORKSのデザインを担当しているのは、札幌市在住の木工家・高橋三太郎さんです。三太郎さんはデザインもできる木工家です。自宅の隣にある工房で自ら作ることもしています。自ら製作もする人がデザインしているので、木の特徴や作り手の視点からの強度確認など普通のデザイナーさんがデザインするのとはちょっと違います。2枚の板を背にするという発想も普段から木に触れてものつくりをしている三太郎さんならではの発想かなと思います。

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背が板なのはちょっと不安という方には背がファブリック張りになっている椅子がいいですね。こちらはMEGチェアです。背のファブリックの下には座面と同様にウレタンフォームというクッション性がある素材が敷いてあります。(座面よりは背のウレタンフォームは薄いのが一般的) MEGチェアの背もしっかりとクッション性素材が敷いてあるので、背中への当たりがとてもマイルドです。

Gシリーズの椅子は共通パーツが使われています。脚や座面枠を共通にすることでコストをかけずに様々な形の椅子を作り出すことができています。LOGチェアに比べると、肘掛けの部分などが少しマイルド(丸くなっている)になっていますね。それでも全体的にはシャープな印象の椅子に仕上がっています。

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よりシンプルなデザインのTAGチェア。曲線部分は背の部分だけですね。それ以外はほぼ直線で構成されています。面取り幅も少ないのでよりシャープに見えるのがTAGチェア。座面をファブリック張りにすると少し盛り上がる感じになりますが、板座面だと見た目はよりシャープになります。直線部分が多いのでストレートカットテーブルと合わせるとシャープなダイニング空間を作り上げることができるのではないでしょうか。

ISU-WORKSの椅子は木材の特質を活かした椅子作りがされています。木の加工のスペシャリトたちが集まって考えているいすなのでポテンシャルは高いです。知名度はまだまだですが、長く使えるシャープな椅子としてISU-WORKSのGシリーズの椅子はおすすめです。ソリウッドではGシリーズの椅子を全て扱っています。見て比べるのはもちろん、座って比べることもできます。ISU-WORKSの椅子をたくさん取り扱っている販売店は少ないので、ぜひソリウッドの吉祥寺ショップでISU-WORKSの椅子に触れてみてください。

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