2018.03.07

無垢材テーブルの販売形態とテーブルタイプ【No.2215】

ソリウッドの主力製品である無垢材テーブルですが、タイプと販売形態でいくつかのバリエーションがあります。今日はその辺りのところをまとめて見ます。

販売形態は注文製作と現品販売の2つになります。これまではほとんどが注文を受けてから製作するテーブルが主でした。ダイニングテーブルをはじめとするテーブルには様々なサイズがあり、お客様が必要とするサイズも様々です。ソリウッドは小さな家具工房ですので、既成のサイズで在庫を持つほど多くのテーブルが作れませんし、在庫しておくスペースも足りません。そのため、既成ではなくご希望のサイズをお聞きし作る方が合理的であるため、オーダーメイドを主としてきました。注文で製作する場合は、お客様のご要望に応じたカスタマイズができるというメリットがあります。天板のサイズはもちろん、テーブル高さも1cm単位でご指定頂けます。サイズの他にも、定番の脚のデザインを4種類用意し、選択できるようになっています。さらに、定番の脚以外でもご希望があれば、2本脚や板脚なども製作が可能です。ダイニングテーブルにこだわりのある方にも細かい点までしっかり対応できるのが注文製作です。その一方、製作には時間がかかり標準的な納期も2ヶ月半ほどお時間を頂いています。この点が注文制作のデメリットになります。製作時間の短縮にはこれまでも様々な工夫を施しなるべく早くお届けできるようにはなってきていますが、職人の数も工作機械の数も決まっていますので、限界もあります。また、無垢材テーブルは自然の素材を相手にしているため、思うように事が進まないこともしばしば起こります。早くお届けできないけど、製作できる数にも限界がある中で、徐々に増やしていく計画なのが、注文製作ではなく、現品販売のテーブルです。現品販売のテーブルは、天板のサイズ、テーブルの高さ、脚のデザインなどはあらかじめ決めて製作するものです。完成したものはそのまま吉祥寺ショップに展示販売するものです。展示しているものは仕上げまで終わった完成品ですので、ご注文後、1週間以内に発送ができます。注文製作でのメリットは消えてしまいますが、デメリットに関してはかなり改善が可能です。昨年の秋ぐらいからこの現品販売のテーブルの試みを始め、生産体制も整えつつあります。中には仕様はソリウッドのものと何の変わりもないですが、外部の工房に製作を依頼して作ってもらっているものもあります。

テーブルのタイプは耳つきとストレートカット

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テーブルは耳つきとストレートカットの2タイプあります。耳つきとは木の樹皮の部分のカタチをそのまま残したタイプのテーブルです。耳の部分はカーブを描いたり、少しゴツゴツしていたりとより自然の風合いを楽しむ事ができます。カタチ的にも同じものは絶対にできませんので、唯一無二のものになります。耳のカタチだけでも、木の表と裏で耳の部分の表情も違い、どちらを表面に持ってくるかでも完成した印象も変わってきます。また、同じ樹種でも、板によっては中心部分がくびれたようなカタチになる耳部分もあれば、ほとんどまっすぐな耳部分のカタチもあります。ソリウッドでは、だいたい400〜500mmぐらいの幅がある耳つきの板で、2枚もしくは3枚で1枚の天板になるものを多く在庫するように仕入れをしています。耳つきといえば1枚板みたいなところもありますが、1枚板でなくても耳つきのメリットを十分に味わえますし、価格的にも2枚はぎで25万円程度のものが中心となり、1枚板に比べると半分ぐらいの価格で手に入れることができます。

一方のストレートカットでテーブルはすべての板の耳の部分をカットして四角い天板のテーブルをさします。一般的な感じのテーブルでシンプルで飽きのこないテーブルとなります。ソリウッドではストレートカットテーブルの場合、5〜8枚程度のはぎ枚数で1枚の天板にしています。そのため、価格も耳つきテーブルと比べるとリーズナブルな設定です。

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また、新たに現品販売専用の脚のデザインを考え、販売を開始しました。こちらも今後、政策を進め、現品販売できる数を増やしていく計画です。

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