2018.03.08

pepeサイドチェア、個人的レビュー【No.2216】

先日のブログでも紹介していますが、宮崎椅子製作所のpepeサイドチェアの展示品が吉祥寺ショップに到着しています。これまでもpepeシリーズということで注文を受けることは可能でしたが、問い合わせも多く展示品を注文していました。早速、座ってみたので簡単なレビューをしてみたいと思います。

pepeサイドチェアは、宮崎椅子製作所最大のヒット作といわれるpepeチェアシリーズの一つで、ダイニング用には肘掛けがついているアームチェアと今回吉祥寺ショップにやってきた肘掛け部分が斜めに向かって下がっているサイドチェアがあります。簡単にいうと、pepeアームチェアが肘掛あり、pepeサイドチェアが肘掛なし(実際には斜めに下がった部分に肘をかけることができます)といったところです。全体の寸法、背の部分、座面高などは違いがありません。

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横から見るとこんな感じです。斜めに下がったアーム部分がデザイン的な特徴となっています。

座ってみると座面はやや硬めで、しっかりと腰掛けることができます。これはpepeアームチェアと同じです。座面の硬さについては好みがあると思いますが、個人的にはやや硬めで沈み込みがあまりない方が食事をする際には適しているなと考えます。その点、pepeチェアは座った時の沈み込みはほとんどありませんし、しっかりと支えられるいる感があります。長時間座るとなると、少しこの点が気になり、お尻が痛いと感じることがあるかもしれません。pepeサイドチェアの座面高は435mmあるので、身長によっては少し高いと感じる方もいらっしゃると思います。座面高を低くすることは、脚をカットすることで調整が可能です。pepeチェアでしたら、20mmまで脚を長くすることも可能です。ご希望の場合はご注文時にスタッフまでお申し付けください。

最初は手の置き場所に困る感じがありますが、最終的には斜めに下がったアーム部分に沿って置く感じになります。この感覚がはじめは少し違和感を感じます。というのも、普段家でダイニングチェアとして使っているものは、肘掛けがないもの、仕事で座っている椅子は床と平行の肘掛けがついていて、パソコン作業をしていないときは、そのアーム部分に手を乗せていることが多いです。pepeサイドチェアのアーム部分の角度はかなり急ですので、手を乗せてもリラッックスしている感はあまり感じられませんでした。個人的には、pepeアームチェアの方がしっくりくるかなというのが正直なところです。

ですが、全体としてはpepeアームチェア同様にすわり心地の良い椅子と評価出来ます。特にテーブルに幕板があって通常の肘掛けがある椅子はテーブル天板の下に納めることができないけど、少しはリラックスしたいので肘掛けもあったらいいなというケースでは最適なダイニングチェアだと思います。また、肘掛としては違和感を感じることもありますが、席を立つ際によっこらしょと手を置いて立ち上がるにはちょうど良い高さにアーム部分があり、肘掛けがない椅子にはない楽さを感じることもできます。

今回、吉祥寺ショップの展示品はチェリー材で座面部分は、新作ファブリックとなるトラスという生地を貼ったものになります。こちらのファブリックは落ち着いた感じはあるものの、三角の模様が浮き上がるようなデザインで、ちょっとしたアクセントがついたオシャレ感があります。生地サンプルを置いてまだ日があまり経っていませんが、これから注文が増える記事ではないかと踏んでいます。pepeサイドチェアはチェリー材の他にも、ブナ材、ホワイトアッシュ材、メープル材、レッドオーク材、ケヤキ材、ブラックチェリー材、ナラ材、ウォールナット材を選択することができます。樹種については、色味の違いが大半で、椅子と合わせるテーブルの色味との兼ね合いで選択頂くのが良いと思います。

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こちらは以前ご注文頂いたケヤキ材のpepeサイドチェアです。チェリー材やケヤキ材など赤みのある色味の木には黄色のファブリックとの組み合わせが人気あります。

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