2018.02.13

リビングに置いて家族みんなで共有するシンプルデスク。【No.2193】

1ヶ月ほど前のブログに”現品販売する”家族みんなのデスク”を製作しています。【No.2164】“というエントリーをアップしました。乾燥中に割れてしまったり、大きな節があったりして長く、幅広く使用できない板を使って耳つきのデスク天板を製作するという内容です。そこで紹介したデスクが完成したので今日はそれについて書きます。

まずは”家族みんなのデスク”とは何かについてです。デスクというと子供の学習用であったり、書斎に置いて本を読んだり仕事をしたりするのに使うというイメージがありますよね。デスクといえば引き出しがついている事がほとんどです。パソコンデスクというのもありますよね。パソコンやプリンターを置くためのデスクです。一昔は前はそのような用途で個人専用のデスクという印象でした。しかし、子供がダイニングテーブルで宿題や勉強をするようになったり、ノートパソコンやWi-Fiの普及によって、パソコンを置いておく場所というのが必要なくなりました。そういった流れでダイニングテーブルが食事用のテーブルとしてだけでなく様々な用途で使われるようになっています。

でも、ダイニングテーブルだけだと何かと不便というケースも出てきます。ゆっくり食事をしたいのにお子様が宿題をやっているからせわしないなんていう状況がありますよね。そして、ダイニングテーブルの片隅に書類やらパソコンやらがいつも置いてあるなんていうケースも。そこでダイニングやリビングの片隅に小さいデスクを置いて家族で共有したら便利なのではないかと考えました。

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デスクとなると奥行きが600mmほどあるのが普通でした。でも、ちょっと勉強をしたり、ノートパソコンで作業したりするならそれほど奥行きがなくてもいいはずです。そこで今回製作したデスクは奥行きが500~520mmとなっています。天板の上に本を並べたりしなければ十分に使える奥行きです。幅(長さ)も1100mmと少し小さめにしています。あまり長いと置く場所に困るケースもあるので必要最低限の長さにしました。脚と脚の間も780mmあるので窮屈に感じることはありません。

今回製作した”家族みんなのデスク”は2台です。ウォールナット材とカバ材です。

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こちらがウォールナット材のデスクです。天板は片側が耳つきの3枚はぎになっています。片側は耳をカットしてあります。なので壁にくっつけて使用する事が可能です。今回は耳つきで製作してみました。耳は樹皮がついていた部分です。ここを残すと少しワイルドな印象になります。また直線ではないのでちょっと柔らかい感じもします。サイズはW1100×D520×H700mmとなっています。脚もウォールナット材で製作しています。脚は天板にボルトで固定します。天板にはナットが埋め込んであります。脚の穴と天板のナットの位置を合わせてボルトを差し込んで回して締めれば固定ができます。誰でも簡単に固定する事ができます。

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こちらがカバ材のもの。サイズはW1100×D500×H700mmになります。こちらも片側だけ耳を残して製作しています。カバ材は緻密な木目が特徴で肌触りもスベスベして気持ちいいです。硬さもあるので傷はつきにくいです。天板に使用しているのは国産のカバ材です。材木市場で仕入れた板をソリウッドの木材乾燥庫で乾燥させてから使っています。カバ材は家具用材として広く使われていますが、知名度と人気はイマイチです。でも、質感や木目、色などかなりのポテンシャルを持った木材です。強いて欠点を言うなら赤い部分と白い部分の色の差が激しく、はぎ合わせた時に赤白の具合が派手になることですかね。今回のデスク天板ははぎ合わせをしていますが、色のコントラストはそんなに無いので落ち着いた印象になっています。

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天板と脚はこのような感じで固定しています。天板が収縮することを考えてボルトの径より大きめの穴が空いています。今回のデスクは奥行きが500mm程度ですので長穴にしなくても対応可能と判断しています。長穴にするよりはこちらの方が見た目はスッキリしています。

これら2台の家族みんなのデスクは現品販売をします。来週のどこかで吉祥寺ショップに届けようと考えています。価格もその時に決定します。

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