2018.02.06

人気の樹種はウォールナット材とチェリー材。【No.2186】

2週に連続で降った雪の影響もなくなり、普通に車で通ったり、歩けたりできるようになりました。道の端に高く積まれた除雪した雪はまだ解けずに残っていますが、大方は解けてしまいました。朝は路面が凍結していて自転車通勤が困難になった(2回滑って転倒しました)ので、今はバス+徒歩で通勤しています。バス停から工房までは坂道で徒歩15分くらい掛かりますが、いい運動になるので車通勤ではなくバス+徒歩通勤をしています。実際に道を歩くて除雪の重要さがよく分かります。除雪していない日陰は残った雪が凍ってツルツルになっています。未だに残っているところありますからね。

ソリウッドではいくつかの樹種を取り扱っていますが、人気があるのはウォールナット材とチェリー材です。正確には調べていませんが、この二つの樹種で受注した家具の半分以上は占めると思います。ストレートカットテーブルの場合、ウォールナット材、チェリー材、メープル材、ナラ材、タモ材、クルミ材の6樹種から選択ができます。ウォールナット材、チェリー材、メープル材は北米産の木材になります。ウォールナット材とチェリー材は産地が近いので同じコンテナで運ばれてくることが多いそうです。ウォールナット材とチェリー材はアメリカやカナダの東部が主な産地になります。

北米では持続可能な林業が確立されていると言われています。要するに長期的な計画に基づいて伐採や植林が行われているということです。一方で日本国内では長期的な計画がなく場当たり的な対応が取られていると言われています。杉や檜などの針葉樹に関しては長期的な計画で林業が行われているところもあります。でも広葉樹に関してはそのような対応ができている場所はほとんど無いと聞いています。日本と欧米では木や森林に対する考え方の違いが根底にはある気がします。持続可能な林業が確立されている北米では、森林を家族代々で維持していくという思想が根付いているそうです。日本では森林を相続したはいいけどどうすればいいか分からないからそのままにしているケースが多いと聞きます。

というわけで、日本国内でも外国産の木材が多く使われています。ソリウッドで使用している木材も多くは外国産の木材です。日本の広葉樹材が質的に劣っているということはないです。外国産木材に負けている理由は流通量です。国産広葉樹材は常に同等のものが手に入る体制ができていません。ある時にはあるけど、ない時にはないのです。一方で北米産のウォールナット材やチェリー材は電話一本である程度量を注文してすぐに納品される体制が整っています。そうした部分で家具メーカーは外国産の木材を多く使うようになっています。

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ウォールナット材は色に特徴があります。着色をしなくても濃い茶色をしている木材はそう多くはありません。ウォールナット材はクルミの仲間ですが、日本国内に生えているクルミはこのような色をしていません。もっと薄い茶色です。ウォールナット材は濃い茶色ですので、大人の雰囲気のあるシックな空間を作り出すことが可能です。

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チェリ材はウォールナット材よりは色が赤みがかっています。納品時は少しピンクっぽいオレンジ色をしています。空気に触れることでだんだんと色が濃くなっていきます。最終的には赤みがかった焦げ茶色のようになります。色が変化した後でもチェリー材の方が明るい印象です。

手触り感などはウォールナット材とチェリー材では大差がありません。重さもほぼ同じですね。木目の様子も大きな違いはないです。どちらも導管の太さが同じくらいなので木目の見た目や手触り感は似ています。

ウォールナット材とチェリー材のどちらがいいの?と聞かれることがあります。特にどちらがいいというのはありませんので、見た目の好みで選んでいただければと思います。

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