2017.11.01

明るくさわやかな印象にしたいならメープル材【No.2089】

ダイニングテーブルを選ぶ際に、色を重要視する方も多いと思います。無垢材の場合、着色をすることも可能ですが、ソリウッドでは自然そのままの色味を楽しんで頂きたいという思いから、基本的には着色をせずに、クリアなオイルもしくはウレタン塗装で仕上げることが多いです。もちろん、ご希望があれば着色することも可能です。その場合は色がつきやすく、ムラも出にくい着色ウレタン塗装を推奨しています。着色をしない場合、色の違いは樹種のもつ色の違いということになります。ソリウッドの定番で扱っている定番樹種は、タモ、ナラ、メープル、チェリー、ウォールナットの5種になります。それぞれ色味を一言で表すと、黄色みが強い淡い褐色、黄色みが強い淡い褐色、黄白褐色、赤味のある茶褐色、濃い茶褐色といった感じになります。

今日はこの中でも最も白く淡い色味もメープル材にスポットをあてて紹介します。

メープル材は北米産の広葉樹になります。チェリーやウォールナットも同様に北米産の輸入材になります。見た目は明るく白っぽい印象に仕上がります。木材の地の色ではかなり白い部類の木材になります。水分や養分を運ぶ導管と呼ばれる管が細かく分散されているので、木材の表面を磨くとスベスベに仕上がります。特にオイル仕上げの場合はオイルを塗る前の素地の感触がそのまま仕上がり後にも影響しますので、オイル仕上げの場合は、導管の太いナラなどの樹種とは同じオイル仕上げでも肌触りは違ってきます。メープル材の表面の肌触りのスベスベ度は、トップクラスに位置すると思っています。

色味については製材したては白っぽい淡い褐色をしていますが、時間が経つにつれ徐々に黄色みが強くなってくるように感じます。最終的には飴色のような艶のある褐色になっていきます。流通しているメープル材は厳密にいうと、ハードメープルとソフトメープルに分けられます。ソリウッドで使用しているのは、表面が硬いハードメープルです。明るくさわやかで清潔感のある印象なので、幼稚園や保育園、医療施設などの床材や家具に使われることも少なくないようです。自宅でも、明るい印象にしたいのであればメープル材は候補の筆頭に挙げられる樹種だと思います。

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こちらは以前に納品させて頂いたメープル材のテーブルです。周りの壁や建具を白く統一されているので、なるべく明るみ色味の木が良いということでメープル材を選択して頂きました。

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こちらもメープル材テーブルの納品事例です。床材が白く濃い色味のテーブルだとコントラストがつき過ぎてしまい、テーブルが浮く感じになるので、なるべくコントラストを抑えるほうが良いと思います。チェリー材ぐらいの色味では問題ないと思いますが、ウォールナット材までいってしまうと少し浮く感じが出てしまうと思います。床と同じように白系でまとめたいのであれば、メープル材がオススメです。上の事例のように椅子のファブリックを鮮やかな赤や青、黄色といった色をもってくるとしまった感じになります。

メープル材は色が明るいので、イメージ的には柔らかく材なのかと思うことがあるかもしれませんが、実際は硬く重い部類に入る材です。先ほど挙げた定番の5種でも硬いほうになります。ですので、強度などは全く心配がいりません。見た目の明るさや柔らかさと硬さと重さのギャップもメープル材の魅力のひとつかと思います。

最後にメープル材のもう1つの魅力を紹介します。それは価格です。ここ数年は、無垢材の価格が高騰する事態になっています。特に人気の高いウォールナットは価格が数年前に上がり、そのまま高止まりしている状況が続いています。ナラやタモ材も同じような状況になってきています。その中で、メープル材は比較的価格が安定しており、ウォールナット材に比べると割安になっています。もちろん、価格が安いからといって材の質がよくないということではありません。コストを重視したい時は、メープル材は最有力の候補になるかもしれません。

賢木@吉祥寺

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