2017.06.22

無垢材ダイニングテーブルの選び方【No.1957】

今日は多くの方が悩むであろう無垢材テーブルの選び方について書こうと思います。無垢材テーブルを購入する前にいくつかのポイントを抑えておくことが失敗のないダイニングテーブルを選ぶことにつながると思います。けして安い買い物ではないですし、一度購入するとそう頻繁には買い替えないものだと思います。長く愛着をもって使うには、良いと思ったものを納得して手にいれることが必要になります。多くの方が悩むのは樹種・サイズ・仕上げの3点だと思います。まずはこの3つについて、ご自身の好みや譲れない点などを確認しておきます。実際にはいくつかの家具屋さんを見てまわることになると思いますが、この3つが絞りきれていれば選択肢をかなり狭めることが出来ます。その上で、それぞれの家具屋さんの特徴やアフターメンテナンスを確認して決定するのが良いと考えています。

まず樹種からみていきます。樹種を選ぶポイントは、ある程度の堅さがある材木から好みのものを選ぶことにあります。木材には針葉樹と広葉樹に分かれています。一般的に針葉樹より広葉樹のほうが構造が複雑で硬いとされています。実際に針葉樹の代表格であるスギやヒノキ、パイン材といった木材は傷をつけようと思うと簡単につけることができます。爪を立てて少し力を加えると比較的簡単に凹み傷がつきます。同じことを広葉樹でやってみると表面が針葉樹に比べて硬いことが簡単にわかります。もちろん、傷をつけようと思って思いっきり力を加えれば傷がつくことはつきます。ダイニングテーブルは食事をするだけでなく、そこでちょっとした書き物をしたり、お子様が宿題などの勉強をすることも多いと思います。できれば硬く丈夫なものを選びたいところです。そこで、まずは広葉樹であることを樹種を選ぶ条件にしてみることをオススメします。ある程度硬い木であることがわかれば、あとは見た目の問題で選んでしまって良いと思います。木は思っている以上に多少な色味を持っています。例えば、ブラックウォールナット材は私たちが一般的に頂く木の色味とは違い、かなり濃い茶褐色です。一見すると着色をしているようにも見えますが、元々、色が濃い樹種になります。その他、チェリー材は少し赤味のある茶褐色であったり、メープル材のようにかなり明るい色味のものをあります。

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2番目のポイントはサイズですが、ここはいくつかの指標を頭に入れておくとよいでしょう。椅子をひいて腰をかけるのに、壁からテーブルの端まで60cmが必要とされています。両側に椅子をおいて人が腰かける場合少なくとも、120cm+テーブルの奥行き寸法のスペースが必要になります。また、椅子に座っている人の後ろを人が歩いて通ろうとする場合、100から110cmが必要になります。

もう1つサイズを検討する上で覚えておきたいのが、人ひとりが食事をするのに60cm×40cmのスペースが必要になるということです。天板の最低限の大きさは普段座る人数×このスペースとなります。ただ、実際は天板の大きさだけでなく、椅子を脚と脚の間に納める必要があるので、脚と脚の寸法もしっかりと確認が必要です。

3つめのポイントは仕上げです。無垢材テーブルの場合、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかを選ぶことが出来るケースが多いです。ソリウッドでも、ご注文でテーブルを製作する際にはこの2つの仕上げからどちらかを選択して頂いてます。2つの仕上げ方法は全く質の異なる仕上げになりますので、塗装方法の違いと普段のメンテナンスの違いをしっかりと把握して、どちらが自分の好みなのか、ライフスタイルにあっているかで検討してみてください。それぞれの仕上げの違いについては続編にて紹介したいと思います。ちなみにソリウッドでご注文頂くお客様に限ると約90%の方がオイル仕上げを選択しています。

続く

賢木@吉祥寺

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