2017.06.21

デッドスペースを活用するL字棚【No.1956】

ソリウッドではオーダーで無垢材で製作する棚を製作しています。多くご注文を頂くのは背板がなく、 オープンでシンプルな本棚です。もちろん、オーダーで製作するので扉がついた収納やテレビボードといった家具も製作出来ます。本棚もそうですが収納やテレビボードもご希望のサイズや仕様をお聞きし、見積りを算出します。見積りをご覧頂き、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細寸法や仕様を相談させて頂き最終仕様を決めていきます。無垢材で本棚などの棚類を製作するメリットは大きく2つあると考えています。

1つ目のメリットは丈夫さです。本棚に主に納めるものに本があります。本は一冊ではさほど重みを感じませんが、数が多くなると非常に重くなります。そこで、頼りになるのが堅くて丈夫な素材の無垢材になります。ソリウッドでは木材の中でもより堅い部類になる広葉樹を使っています。さらには強度を保つために、棚板の長さにも注意をしていてあるルールを設けています。1つの棚板の幅が750mmを超える場合は仕切り板を設けるようにしています。例えばW1500の本棚を製作する場合は真ん中に縦の仕切り板を設けるようにしています。もし、この仕切り板がなかれば、使用しているうちに棚板が垂れてしまう可能性が非常に高いです。このような自体を避けるためにも設計段階で注意が必要になってきます。

また、無垢材には独特な自然の質感があります。触ってみればすぐにわかると思いますが。見ただけでもその雰囲気はわかって頂けると思います。人の目に触れることの多いリビングやこだわりのインテリアで揃えた書斎には、無垢材の本棚がピッタリとだと思います。

ソリウッドが製作する本棚のなかで特徴的なものがあります。それはL字棚です。L字棚はその名の通り、上からみるとアルファベットのL字のカタチをしています。なぜそんなカタチをしているかというと、お部屋の隅の壁2面を使った収納を使うことを前提にしているからです。L字型にすると、角のデッドスペースを上手く活用できる、地震などでも壁に金物などで固定する必要がなく、バタッと前に倒れる心配がありません。1つ目のデッドスペース活用については、ソリウッドのL字棚では棚の木口や木端に金具を埋め込むことで棚板同士をダイレクトに繋ぐことが出来ます。そのため、デッドスペースが産まれないということになります。耐震については先述した通り、棚板と棚板をダイレクトに結合させることができるため、L字棚の全体で1つの棚になります。地震などで揺れてもそのまま前に倒れるというのは考えににくいです。

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これがL字棚の棚の結合部分です。2つ別々に製作した棚を金具を使って繋いでいます。写真には写っていませんが、結合部分の棚板の裏面には小さな穴があいていて、そこに六角レンチをいれてカチッと回すと金具の爪部分がはずれ、2つの棚を離すことが出来ます。結合させる際も同じようにすることで2つの棚がくっつきます。この金具を使用することで分割して棚を製作することが出来るので搬入は別々に行い、その場で組立てをすることが可能になっています。

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こちらは以前納品させて頂いたL字棚です。高さが2メートルを超える大きなものですが、分割で製作して搬入後に組立てが出来るようになっています。

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こちらはチェリー材で製作したL字棚の事例になります。L字棚はタモ材、ナラ材、チェリー材、メープル材、ウォールナット材の5種類の樹種から選んで頂くことが出来ます。木の種類によって見積額は変わってきます。詳細は吉祥寺ショップのスタッフまで直接お声掛け頂くか電話・メールでも見積依頼の受付を行っています。お気軽にご相談ください。吉祥寺ショプには見本となるタモ材のL字棚が展示してありますので、そちらをご覧頂くとよりイメージが鮮明になると思います。

賢木@吉祥寺

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