2016.07.21

オイル仕上げの椅子の取扱いについて【No.1621】

ソリウッドで無垢材テーブルをご注文頂く9割ぐらいの方がオイル仕上げを選択されています。同様にオイル仕上げのテーブルに合わせる椅子もオイル仕上げのものを選ぶ方が多いです。ソリウッドで扱っている椅子の中でオイル仕上げなのが、ISU-WORKSのGシリーズ、Nシリーズ、イージーチェアのMAY,SWINGチェアの全てがオイル仕上げです。AWAZAブランドのいのうえアソシエーツの椅子は全ラインナップともにオイル仕上げが選択できます。オイル仕上げ以外でもクリアなウレタン塗装も選べます。宮崎椅子製作所の椅子は、オイルでなく蜜蝋ワックスでの仕上げとなります。亜麻仁油を主原料としている家具用のオイルと蜜蝋ワックスは、ともに自然素材を調合して製作しているもので、原材料に違いはありますが基本的な性能はほとんど同じです。

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お客様から「テーブルがウレタンだったら、椅子もウレタンが良いですか?」とご質問を受けることがあります。結論でいうと、一緒にしなくても問題はありません。テーブルは食事をする場所なので、水拭きを頻繁にしたいし、定期的なメンテナンスに自信がないという方にはウレタン塗装が向いている場合もあります。ですが、椅子の場合は、頻繁に食べこぼしがあるわけでもないので、水拭きを多用する必要があまりありません。そのため、肌触りを重視してオイル仕上げの椅子を選ぶことは1つの選択肢だと思います。最近のウレタン塗装は塗膜を厚くぬってテカテカするほど艶がでるものではありません。ひと目見ただけでは区別がつかないこともあります。ですので、ウレタン塗装のテーブルとオイル仕上げの椅子で見た目の違いはほとんどありません。

オイル仕上げの椅子の普段のお手入れは、乾いた柔らかい布でカラ拭きをしてください。椅子に限らずオイル仕上げの家具は水には強くありません。水で頻繁に拭いていると徐々にオイルが抜けてきてしまい、肌触りが変わってきてしまうことがあります。水性のペンなどがついてしまったり、汚れがひどい場合は、水で薄くした台所用の中性洗剤を含ませた布で拭いて汚れを落としてください。その際に、水分が残ってしまうとガサつきの原因になってしまうことがあるので、水分が残っている場合は乾いた布で水分を拭き取ってください。

肘掛けがついているの椅子の場合、よく肘をついていたりすると、汗などで少しザラついてくることがあります。気になるようでしたら、家具用のオイルを塗って頂くとリフレッシュされます。その際に#320番の紙ヤスリで軽く磨いてその上からオイルを塗ると効果抜群です。このようなリフレッシュ作業は素人の方がやっても比較的な簡単な作業で効果は絶大なので少し勇気をだしてやってみてください。これはオイル仕上げのテーブルでも同じです。

続いて椅子の取扱いについて注意事項を書いていきたいと思います。椅子は腰をかける家具です。ですので、座ることを前提に設計・製作されています。椅子の踏み台代わりに使うために、座面に立ってしまうとバランスを崩して転倒する恐れがあります。また、座面以外の部分、特に背板に腰掛けたりすることは避けてください。破損に直接つながる要因になります。また、椅子に腰かけたまま、後ろへ傾けたり、反り返ったりすると転倒の要因になり、大変危険な行為になるますので、避けてください。特にお子様のこうした行為には十分ご注意ください。

お部屋の床がフローリンの場合、木の椅子をそのままおくと、音が鳴ったり、床に傷がつく原因になります。ソリウッドでご購入頂いたお客様には無料で脚の裏に貼るフェルトをおつけしています。このフェルトは1面がシール状になっていて、台紙を剥がすと椅子の脚の裏に簡単に接着することが出来ます。フェルトがついていれば先述したデメリットを解消することが可能です。ただ、椅子は頻繁に動かすのでしばらくするとフェルトが外れてしまいます。シール状のフェルトはホームセンターでも簡単に手にいれ、適当なサイズにカットして貼ってください。その際にフェルトに瞬間接着剤をつけるとより強く接着させることが出来ます。

賢木@吉祥寺

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