2018.12.23

【No.2502】テーブルメンテナンスに必要なモノ

オイル仕上げのテーブルは、自然素材を調合した家具用のオイルを木部に染み込ませるように浸透し、木部を保護しています。ウレタン塗装のように薄いプラスチックの塗膜でカバーするわけではないので、仕上げの強度としてはやや下がりますが、その分、本物の木に触れているのでやさしい肌さわりを得ることができます。オイル仕上げのテーブルは水に対してそこまで強くないので、底が濡れているコップなどを長時間放置しておくなどすると、コップのカタチの染みができてしまうこともあります。また、硬く絞ったフキンなどで水拭きをすることはできますが、繰り返し行っているとオイルが徐々に抜け、かさついたような肌さわりになっていきます。毎日使うものなので、染みなどを完全に防ぐことは難しいですが、気になるようでしたら、紙ヤスリとオイルを使ってメンテナンスすることで、テーブルをリフレッシュさせることが出来ます。目安としては、1〜2年ぐらいの間隔で行って頂くのが良いと考えています。オイルが抜けていない状態でメンテナンスをしても、オイルが染み込まないなど効果が薄れてしまうので、ある程度使ってから行って頂ければと思います。

W1500程度の4人がけのテーブルでしたら、メンテナンス自体には1時間もかからず終わってしまうかと思います。ですが、オイルを塗った直後はオイルが乾いておらず、使うことができません。使いはじめることができるまで半日ぐらいの時間が必要です。ですので、オススメはテーブルを夜、寝る前にメンテナンスをして、朝起きたらそのまま使って頂く流れです。

次に必要なものをみていきます。

オイル仕上げのメンテナンスに必要なもの

家具用オイル

紙やすり(#320)

ウエス(綿100%で起毛していないもの)2枚

以上の3つは必ず必要なものになります。ソリウッドでテーブルをお買い上げの方には、メンテナンス用のオイル1ビンとウエス2枚はテーブルのお届け時に一緒にお渡ししていますので、初回はそれをお使いください。#320の紙やすりについては、お近くのホームセンターもしくはネット通販などでお買い求めください。

オイルについては、製作時に使われているものと全く同じである必要はありませんが、中には着色成分が入ったオイルというのも販売されています。その場合、無着色のクリアタイプをご用意ください。

紙やすりについては、番手には注意が必要です。ちょっとした染みや汚れでしたら#320のもので、しっかりとリフレッシュさせることが出来ますが、染みが出来てしばらく経ったものがある場合や、#320ではキレイにできなかったものがある場合は、#240のものを用意しておいてもいいかなと思います。

ウエスは、機械整備などにも使われる白い布です。オイル仕上げのテーブルのメンテナンスに使う場合は、綿100%が最適です。そこまでの大きさは必要ありませんが、少なくともA4サイズぐらいの大きさはあったほうが便利です。ウエスは2枚用意しておいてください。

その他にあったほうが便利というものを紹介します。テーブル全体をまんべんなくやすりがけをするために、紙やすりをまきつけて固定できる木片があるとやすりがけが早くなります。私個人は、下の写真のような手におさまるサイズにカットしたMDFに、薄い緩衝材をはりつけたものを使っています。ホームセンターには、ヤスリホルダーといった専用の道具も売っていますので、そちらを購入して使って頂いても大丈夫です。

最後にメンテナンス時の注意事項になりますが、オイルが染み込んだウエスをそのまま放置しておくと、熱を帯びることがあります。場合によってはボヤ騒ぎになるといった事例もあります。ですので、オイルメンテナンスに使ったウエスは次回も使おうととっておかず、使い終わった後に必ず水でビシャビシャに濡らして、そのまま生ゴミとして捨ててください。濡れていれば熱を持つことを防げます。

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