2017.01.05

無垢材テーブルのメンテナンスに関するよくある質問【No.1789】

昨年の大晦日のブログエントリーで2016年に多く読まれたブログエントリーを瑞木@相模湖がまとめていますが、その中で1番読まれているのは、オイル塗装の無垢テーブルをメンテナンスしよう!というものでした。お店でお客様と話をしている中でもよく聞かれるのがオイル仕上げのメンテナンスについてです。そこで、今日は無垢材テーブルのメンテナンスについてよくある質問とその回答をまとめてみます。

 

オイル仕上げとはどういった仕上げですか?

→無垢材家具のオイル仕上げとは、家具用のオイルを木部の表面に浸透させ木部を保護する仕上げ方法です。オイルを塗ることで見た目的にも艶がでて、しっとりとした肌触りに仕上がります。よくオイル仕上げとともに選択できる仕上げ方法としてウレタン塗装というものがありますが、ウレタン塗装の場合は、プラスチック性の塗膜で木部をコーティングする塗装方法です。そのため、ウレタン塗装の場合は実際に触れるのは木ではなくプラスチックの樹脂ということになります。オイル仕上げとウレタン塗装のもっとも大きな違いはこの点です。また、ウレタン塗装は無垢材ではない木質素材を使った家具でもよく使われる手法です。オイルについては、オイルを浸透させるので、ある程度の厚みがないと浸透しません。また、メンテナンスの際に紙ヤスリで表面を削ることもあるので、無垢材以外では難しく、無垢材ならではの仕上げ方法ともいえます。

 

オイル仕上げに使われるオイルとはどんなものですか?

→家具の仕上げに使われているオイルは、天然のオイルを中心に家具用に調合されているオイルです。ですので、スーパーなどで販売されている食用のオイルとは厳密には違うものです。多く普及しているのはドイツ製のもので、日本でも比較的簡単に手に入れることが出来ます。メーカーによって含まれている成分が異なりますが、自然のものを使う、環境にも人にも優しいというコンセプトは各社共通しています。多くの家具用オイルは、植物のアマから搾取された亜麻仁油を主原料として、有害な化学物質は使用していないものです。

 

オイル仕上げの家具は手入れが大変だと聞きますが・・・実際はどうなのでしょうか?

→普段のお手入れは乾拭きや固く絞ったふきんで表面を拭いてください。オイル仕上げの表面の肌触りを保つには、水分をなるべく使わない点がポイントです。とはいえ、食卓として使う場合はそうも言っていられません。1年ほど使用しているとよく使う部分の表面がかさついた状態になってくることがあります。表面がカサついてきたら、オイルの補充をして頂くと再び艶が戻ります。ダイニングテーブルの場合、1年〜2年に1回ぐらいオイルを塗るメンテナンスをすることをオススメしています。

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オイルを塗る際は、家具用のオイルを綿100%の布に浸して、テーブルの表面に塗っていきます。オイルを塗ると、塗った部分の色が少し濃くなりますので、それがオイルが染みている合図だと思ってください。テーブルの全体をムラなくオイルが行き渡るようにしてください。全体に塗り終わったら、何もついていない布で表面に残っているオイルをしっかり拭き取ってください。この拭き取りをしないと乾きが悪かったり、ムラになる原因となりますので、気をつけてください。オイルを塗る作業自体は難しいものではありませんが、テーブルをキレイに保ち続けるのはなかなか難しいと思いますので、メンテナンスをする必要は出てくると思って頂くと良いと思います。

 

オイル仕上げの家具のメンテナンスについては、今度の日曜日1月8日(日)に吉祥寺ショールームでメンテナンス講座を開催します。時間は14時から30〜40分程度になります。オイル仕上げの小さめのテーブルを実際にメンテナンスする様子をご覧頂くことが出来ます。メンテナンスはこんな感じでやるんだということが把握頂けると思います。ご予約頂かなくてもご参加頂けます。興味のある方はぜひご参加ください。

 

賢木@吉祥寺

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