2019.03.31

【No.2578】ダイニングチェアの座面高について

椅子を選ぶ際にポイントなることはいくつかありますが、「座り心地」「デザイン」を重視される方が多いように見受けられます。あとは金額といったところですが、椅子の価格はまちまちです。ソリウッドで扱っているのは、本体が無垢材で製作された木の椅子です。価格帯は1脚4〜8万円台で、中には10万円を超えるものをあります。椅子の価格についえは、加工に費やす手間が価格に乗ってきますので、直線的なデザインよりもカーブが多いものであったり、複雑な作りになっているもののほうが価格が高くなる傾向にあります。価格につきましては、そういった事情もあるので、価格の高い椅子だから「座り心地が良い」ということが必ずしもいえるわけではありません。結局は、気になる椅子には片っ端から座ってみることをオススメします。

その際に、座面高にも注目してみてください。

座面高は床から椅子の座面の上までの高さを表した数値になります。カタログや店頭での表記ではSH(Sheet High)といった表記になります。日本で製作販売されている椅子の多くはSH400〜430mmぐらいのものが多く、海外製のものではSH450mm前後のものもあります。座面高が高くなると、座った時に脚がつかないといった状況になることがあります。一般的に、脚の裏が床にベタッとついているほうが、落ち着きがありリラックスできると言われています。気にいった椅子に座った際には、自分の脚の裏が床にどれだけつくかを確かめて頂ければと思います。その際に、1点気をつけて頂きたいのが、靴です。家具店の店内では靴を履いていることが多いと思いますが、実際に家で使用する際は、素足もしくは靴下のみ、スリッパ着用など人によってスタイルが異なると思います。スリッパを履かない場合は、靴をはいた状態とは数センチ違うこともあるので、できれば普段と同じスタイルで試し座りして頂くことをオススメします。ちなみにソリウッドでは、お声がけ頂ければ床に薄い布を敷いて、靴下などが汚れないようにすることも可能ですので、スタッフにお声がけください。

座面高について、もう一つ確認しなければいけないのが、テーブルとの兼ね合いです。テーブルと椅子の座面高が合っていないと使う際に違和感を感じる原因になってしまいます。こちらは、「差尺」という指標を使います。テーブルの天板のトップの高さから椅子の座面高を引いた数値が「差尺」になります。例えば、700mmのテーブルと座面高420mmの椅子がある場合、その差尺は280mmになります。この「差尺」の数値が280mm〜300mmであれば、あまり違和感を感じずに使うことができるとされています。ソリウッドでは、ダイニングテーブルの高さは700mmを標準としています。

ソリウッドで扱っている椅子の多くはこの範囲に入るものですので、その場合はそのまま使って頂いて大丈夫ですが、テーブルの高さはカスタマイズも可能ですので、680mmとか720mmなどご希望の高さで製作することも可能です。テーブルの高さを変更する場合は椅子との関係も考える必要があります。先述したように椅子によっては、450mmぐらいに設定されているケースもあるので、そういった椅子と一緒に使おうとする際には、椅子の脚をカットするかテーブルの高さをあげる必要があります。日本では靴をぬいで生活する習慣ですので、できれば椅子の脚をカットして調整することをまず考えて頂ければと思います。

椅子の脚のカットにつきましても承ることができます。宮崎椅子製作所の椅子の場合は1脚1,000円(税抜き)の加工料を頂くことになります。その他のブランドのものでしたら、無料で対応ができます。詳細はスタッフまでお問い合わせください。

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest