2016.03.09

ダイニングテーブルの高さ【No.1487】

ソリウッドの無垢材テーブルはオーダーで製作するものが多いです。そのためお客様のご希望に応じてカスタマイズが可能になっています。カスタマイズする項目はテーブルの角の面取り寸法、テーブル脚のデザインなど挙げられますが、テーブル高さのカスタマイズの要望が一番多いように思われます。

ダイニングテーブルとして使用するテーブルの場合、テーブルの高さは70cmを標準として考えています。これは国内でデザインされている椅子の座面高が40〜42cmのものが多い点、その座面高にあわせると70cm前後のテーブルが日本人の平均的な体格な人にフィットすることから設定した数値です。テーブル高さを決める目安として、人間工学的に研究されたテーブル高さから座面高の寸法を引いた数値が28〜30cmであると快適に食事が出来るとされています。

ですので、特別なこだわりがない場合は、テーブル高さは70cmで問題ないと思います。

また、床に直接もしくは座椅子座布団の上に座って食事をするローテーブルとして使う場合もあると思います。その場合はテーブルの高さが36〜38cmぐらいが良いと思います。

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こちらはウォールナット材の耳つき2枚はぎ天板のローテーブルです。お客様のご要望で高さは360mmで製作しました。ちょっと余談になりますが、ローテーブルの脚もダイニングテーブル同様、4つのタイプのデザインから選んで頂くことができます。ローテーブルですので、テーパーがかかった脚はテーパーの角度が少しきつくなりますが、強度などについては全く問題がありません。

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こちらは幕板がついたTypeMTのローテーブルバージョンです。ダイニングにした時は、すっきりした細めの脚になりますが、ローテーブルにした場合は、ダイニングテーブルの時よりがっしりとした印象になります。

最近では、ダイニングテーブルの高さを少し低めにすることを希望する方が増えてきています。多くの場合が、ベンチシートやソファなどとセットで使うようです。ベンチシートやソファを使うことで、食事をするダイニングだけでなくリビングテーブルの用途も兼ねることが可能です。こういった利便性が評価を得ている点だと考えます。

このようなダイニング兼リビングテーブルにする場合、脚のデザインと位置を考える必要が出てきます。ベンチシートやソファに座る際に4本脚だと出入りに邪魔になることがあります。対策としては、「脚の位置を少し奥まらせる」、「脚のデザインをI字型の2本脚にする」の2つが考えられます。

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以前納品させて頂いたウォールナット材のダイニングテーブルです。こちらのテーブルの脚はTypeTの斜めテーパー脚です。通常、長手方向で5cm、短手で3cm奥まったところに脚がつきます。お客様からはお手持ちのソファーで使いたいというご要望がありましので、脚の位置を通常のものより奥まらせて提案しました。このようなソファーを使う場合は、短手側は10cm程度づらすと、出入りが楽になります。

2つめの案はI字型の2本脚をつけることです。

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こちらは2本脚を採用したリビングダイニングテーブルになります。脚の位置が奥につけてもバランスが崩れず安定的なテーブルになります。さらに柱となる四角柱の脚が出入りする際に邪魔にならない位置にくるので移動もスムーズです。

たかがテーブルの高さだとお思いの方もいらっしゃいますが、1cm2cm高さが変わるだけで感覚も変わってきます。せっかくオーダー製作ですので、しっかりと検討しカスタマイズするのも良いでしょう。ご希望がある場合は、気軽に吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

賢木@吉祥寺

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