2016.02.13

オイル仕上げの質感は気に入っているけど、お手入れが大変そうと悩んでいる方は明日の講座へどうぞ。【No.1462】

明日14日は何の日だかご存知ですか?そう、バレンタインデーです。が、ソリウッドの”オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座”の日でもあります。年末に一度開催した講座ですが、参加頂いたお客様からの好評だったため定期的に開催することにしました。月1回、第2日曜日に開催していきます。時間は14:00から、ソリウッドの吉祥寺ショールーム”ソリウッド・クラフィス”で開催します。明日14日も14:00より開催しますので、興味がある方はぜひ参加してみてください。

無垢材テーブルを検討している方で、塗装方法をどうするか悩んでいる方も多いでしょう。一般的なテーブルはウレタン塗装が施されている事が多いですが、無垢材テーブルに限ってはオイル仕上げのテーブルも多く存在します。よりナチュラルな仕上がりを求める方はオイル仕上げを好む傾向があります。が、やはり汚れやシミが付きやすいということで不安を抱えていると思います。そうした方に向けて、どうしたらシミや汚れがつくのかを説明して、それを目立たなくするためのメンテナンス方法を実演して説明します。

実際にシミや汚れがついたミニテーブルを用意して、それを賢木@吉祥寺(ソリウッド・クラフィス マネージャー)が紙ヤスリとオイルを使ってメンテナンスをします。シミや汚れがどうなるかを実際に見て頂けます。またメンテナンス自体は決して難しい作業ではない事も実感して頂けるはずです。

オイル仕上げのテーブルにしようと考えているけど、メンテナンスの事を考えると不安で迷っている方にオススメの講座です。この講座を受けて、オイル仕上げにするかウレタン塗装にするか決めるのが良いでしょう。

ソリウッドの家具には、ドイツ製の”リボス”というメーカーのオイルを使用しています。基本は2回塗りです。1回目を塗ったら乾かします。完全に乾いてからサンドペーパーで表面の毛羽立ちを取り除いてから2回目を塗ります。テーブル天板の場合はさらにもう1回塗っています。

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こちらはオイルを塗る前の木片です。表面をサンドペーパーで磨いてあるので白っぽくなっています。

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刷毛でオイルをたっぷりと染み込ませていきます。この後、余分なオイルはウエスで拭き取りますので塗りムラは気にせず手早く塗り残しがないようにオイルを染み込ませます。

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全体にオイルを染み込ませたら、余分なオイルをウエスで拭き取っていきます。この拭き取り作業が大事です。しっかりと拭き取ります。拭き取りが甘いとオイル成分が固まってベタツキの原因になってしまいます。一度拭き取ったら、さらに綺麗なウエスでもう一度拭き取ります。

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オイルを一度塗ったあとです。クリアのオイルを塗っていますが、濡れ色になるので塗る前よりは色が濃くなります。最初の写真と比べると違いがハッキリとあるのが分かると思います。オイル仕上げは木がもっている表情をより豊かに見えるようにしてくれます。コントラストがハッキリと出て、メリハリが出ます。

オイルは原液のまま塗る事ができるので、いちいち希釈する必要がないのも取り扱いが楽で良いです。自宅で気楽に塗ることができます。塗料につきもののシンナーも必要ないので、嫌な臭いに悩まされることもありません。素手で扱っても肌に悪影響はありません。ただし、塗った後はしばらくベタベタするので軍手やゴム手袋を用意した方が良いかもしれません。

私がマスクをして塗っている写真を載せましたが、これは臭いを防ぐためにしているマスクではありません。サンディングの粉を吸い込むを防ぐためにしている防塵マスクです。サンディングからの流れでオイルを塗ったためにマスクをしたまま作業してしまっています。なので、臭いがある訳ではありません。正確には若干臭いがありますが、シンナーのような嫌な臭いではありません。ご安心下さい。

オイル仕上げのテーブルは、自分でメンテナンスをしながら愛着をもって永い間使用することが可能です。ウレタン塗装の場合は汚れには強いですが、経年劣化で塗装が剥がれていることを避けることが出来ません。15年も使用しているとどうしても塗装が剥がれてきてしまいます。そうなるとご自分で修復することは無理です。一度、引き取ってウレタン塗装を剥がしてから再塗装をしなければなりません。ウレタン塗装をきれいに剥がす作業に時間が掛かるため、費用が結構かかってしまいます。

そしてなにより木の表面に膜を作らないので、木そのものに触れることができるのが良いです。木が持つ質感を感じながらの暮らしは我々により大きな安らぎを与えてくれる気がしています。

瑞木@相模湖

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