2016.02.12

ストレートカットか?耳つきか?ソリウッドの無垢材テーブルは2種類あります。【No.1461】

ソリウッドで製作・販売している無垢材テーブルは、ストレートカットテーブルと耳つきテーブルに分かれます。ストレートカットテーブルは、長方形や正方形のテーブルです。いわゆる普通のカタチをしたテーブルですね。端を直線でカットしているので、ストレートカットテーブルと呼んでいます。ソリウッドのストレートカットテーブルは、6樹種をラインナップしています。ブラックウォールナット・ブラックチェリー・メープル・タモ・ナラ・クルミの6樹種です。

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こちらは去年ラインナップに加わったクルミ材のストレートカットテーブルです。クルミはアジアやロシアで採れるオニグルミという樹種です。同じクルミの仲間でアメリカやカナダで採れるブラックウォールナットとは色が決定的に違います。同じクルミの仲間なのに色が全然違うのは面白いですよね。

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こちらがブラックウォールナット材のストレートカットテーブルです。色が全然違いますよね。どちらも着色はしていません。クリアのオイルで仕上げています。色は違いますが、木目の様子は似ているものがあります。

一方、耳つきテーブルは樹種の限定はありません。材木市場や材木屋さんで手に入る板であれば製作可能です。耳つきの板が手に入りやすい樹種は、ブラックウォールナット材・ブラックチェリー材・タモ材・カバ材・ケヤキ材・イタヤカエデ材・トチ材です。

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材木市場に多種多様な板が出品されています。学校の校庭ぐらいの広さの土場に板や丸太がたくさん並んでいます。この中から気に入った板を選んでセリに参加します。先日の市では、ミズメ・カバ・チェリー・ウォールナットの板を仕入れました。

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ミズメの板です。ミズメはカバの仲間で、ミズメザクラとも呼ばれていますがサクラの仲間ではありません。ミズメはきめ細かい木目が特徴で、仕上がりはとても綺麗です。私の好きな樹種でもあるので、材木市場に出品されていたら必ずチェックします。ただ、流通量が多くないのでなかなか市場に出回りません。ミズメはそれほど太く生長する木ではないので、1枚でダイニングテーブルになるような板はとても少ないです。なので幅500ミリぐらいの板を2枚はぎ合わせてテーブルにするのが良いです。

材木市場で仕入れた板は未乾燥のものが多いです。なので、乾燥してからテーブルにします。木材乾燥は時間が掛かる作業です。まずはじっくりと天然乾燥させます。桟積みした木材を外において乾燥させます。天然乾燥の期間は半年から1年ぐらいです。これは天然乾燥後に人工乾燥させる前提の期間です。人工乾燥をしない場合はもっと時間が必要になります。ソリウッドでは必ず人工乾燥をさせた板を使用しています。

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乾燥庫に入れる板の様子です。このように板と板の間に桟をかまして隙間を作ります。この隙間がないと空気の通り道がなくなり乾燥が進みません。桟積みは木材乾燥の基本です。天然乾燥で木材の含水率を20%台ぐらいまで下げてから人工乾燥庫に入れるのが1番効率が良いです。ソリウッドの人工乾燥庫は低温乾燥庫に分類されるもので、約40度の室内温度でじっくりと乾燥させます。低温で乾燥させるので、木材への負担が少なく内部構造を破壊しないで乾燥させることができます。CO2の発生も少なく、木にも環境にも優しい乾燥庫です。

こうして乾燥させた板を使用して耳つきテーブルを製作しています。
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チェリー材の耳つきテーブルです。耳つきの自然のラインが良い感じです。耳つきテーブルは自然が作り出したラインが特徴でストレートカットテーブルにはない雰囲気を出すことができます。

瑞木@相模湖

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