2016.02.05

2月末までに5台分の瑞木@相模湖セレクションの耳つきテーブル用の板を削ります!【No.1454】

仕事をやる上で”日々改善”していくことが重要だと考えています。当たり前と言えば当たり前ですが、やはり現状に満足することなく常に上を目指すべきであると思います。ソリウッドももっと改善しなければいけないことが山ほどあります。山ほどあることに打ちのめさせる毎日ですが、コツコツとひとつずつ片づけて前に進むしかないのも現実です。

2015年は耳つきテーブルの製作強化を課題に挙げていました。吉祥寺ショールームに展示する耳つきテーブル天板を10台にして、常に10台をキープする事を目標にしていました。結果、全く目標を達成出来ませんでした。受注を受けた商品の製作に時間を取られてしまい展示用の天板の製作が進まなかったことが要因です。

2016年も引き続き耳つきテーブルの製作と販売を強化します。が、その方法を変えることにしました。塗装まで終えた完成品の耳つきテーブル天板を製作するには時間が足りないと結論を出しました。そこで、未完成品の天板用板を吉祥寺ショールームに並べることにしました。これだとショールームに並べるまでに掛かる時間は大幅に短縮できます。それでいて、この板を見たお客様もテーブルになった時をイメージできれば問題ないと考えました。仕上げまでは行いませんが、木目の様子がある程度分かる状態までは加工します。

製材された板は乾燥のために屋外に桟積みして置きます。乾燥している間に板の表面は汚れてきます。表面が汚れると木目の様子や色が分かりづらくなります。

160205_1.jpg
こうした状態だと木目や色は分からないですよね。どんなテーブル天板になるか想像つかないと思います。我々はその樹種の色や木目をだいたい把握しているので、どんな様子の天板になるかはある程度想像がつきます。でも、お客様が分かる状態にしないとダメですよね。

そこで吉祥寺ショールームに展示する耳つき天板用板はここまで加工します。
160205_2.jpg
一見するともう完成品かと思いますが、これはまだ未完成品です。塗装もしていませんし、サンディングなどもしていません。でも木目や色は何となく分かりますよね。塗装もすると濡れ色になるので、もう少し濃い色になります。よく見ると右端の線が直線ではありません。こちらはケヤキ材の耳つき2枚はぎテーブル天板になる板ですが、2枚の板はまだはぎ合わせていません。まだ2枚の板の状態です。この程度の加工の状態で吉祥寺ショールームに運び、展示することにします。

長さも短くする分にはお客様のご要望に対応できるようになります。現状よりあまりに短くする場合はお断りすることもあるかと思いますが…この状態だと塗装方法も選択できますし、脚を取り付ける位置もお客様のご要望に応えることができます。完成品よりもお客様が選択できる要素が増えます。

乾燥庫から取り出した板は含水率を測定します。充分に乾燥できていることが確認できたら板をカットします。大きな板は機械に入らないのでチェーンソーでカットします。

160205_3.jpg

160205_4.jpg

こうして割れている所などを省いて仕上がり想定サイズより少し大きめに切りだします。そのあとに手押し鉋盤と自動鉋盤という機械で表面を削って平面にします。ここまで作業すると先ほど紹介したケヤキの板と同じ状態になります。

2月は5枚の天板分の板を削ります。2月末までに吉祥寺ショールームに並べることにします。内訳はセン材1台分、ウォールナット材1台分、トチ材1台分、チェリー材2台分です。

トチ材はこの板を削ります。
160205_5.jpg
160205_6.jpg
さあ、どんな天板になるでしょうか?カットして削った写真はまたブログで紹介するので、楽しみに待っていてください!

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest