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耳つきテーブルをご検討の方からよく受ける質問【No.1256】
最近、私が担当しているブログエントリーは、ご検討商品やケース別によく受ける質問についてのFAQを紹介しています。先日は、ストレートカットのテーブルについて書きました。
ダイニングテーブルをご検討の方からよく受ける質問
今日はストレートカットテーブルと並んでソリウッドの主要な製品である耳つきテーブルをご検討の方からよく受ける質問を紹介します。
耳のカタチはどういったものになりますか?
→耳の部分のカタチは、同じ樹種の木であっても1本1本違います。これは自然の素材では仕方ないのですが、逆にそれが他に同じものがない1点モノという耳つきテーブルの魅力でもあります。直線に近いカタチになることも、中心部分が少しえぐれているようなカタチも、中心部分が膨らんでいる太鼓型のカタチになることもあります。
こちらは、真ん中部分が少しくびれたカタチのカバ材の耳つきテーブルです。原木の状態では、もっとくびれが強かったので、両端部分をカットしています。このようなカタチの天板をソリウッドでは、”一部耳つき”と呼んでいます。
こちらはほとんどくびれがないカタチの耳つき天板です。樹種はタモ材です。
吉祥寺ショールームで現品販売している耳つきテーブルについては、耳のカタチをその場でご確認頂くことが出来ます。ご注文で製作する場合は、なるべく完成後のイメージが把握して頂けるようご提案時に合成写真を作成してお見せしています。これで、先ほど挙げた典型的なカタチのどれに近いかはおわかり頂けると思います。
耳が見えるようにすることは出来ますか?
→耳が見えるような天板とは、横からみると、天板の上がしたより短い台形をしている状態を指します。木材の業界では、製材された板の樹皮に近い部分を木表、丸太の中心に近い方を木裏と呼びます。ですので、耳が見えるような耳つき天板は木表が上の状態で製作されたものになります。乾燥が終わった板の中から好みの板を選んで頂き、オーダーで製作する場合は、板の表裏を選んで頂くことは可能です。ただし、板によっては、片面に大きな節や割れなどが入っていて表面に持ってくるのが難しい板があります。
また、耳が見えるように木表を上にした場合、テーブルとして使える実効幅が狭くなってしまうことがあります。特に、耳が寝た状態になる樹皮に近い部分の板はどうしてもそのような状態になります。
こちらは木表を上にした耳つきテーブルです。イタヤカエデのゴツゴツした耳がしっかりと見えています。よりナチュラルで迫力のあるテーブルに仕上がっています。
こちらは、木裏を表面にした耳つきテーブルです。木表を上にした天板よりシャープな印象になることが多いです。
また、ブックマッチと呼ばれる天板があります。これは丸太の状態で上下で接している板を開くようにして接ぎ合わせた状態の天板の呼び名です。そのため、片方の板が木表、片方の板が木裏になっています。横からみると平行四辺形のカタチになります。
板のどちらを使うかは、板の状態、お客様のご希望、テーブルの実効幅などを考慮し、決めさせて頂きます。
樹種は何種類から選べますか?
耳つきのテーブルに使う樹種には、定番と呼んでいるものがありません。この点は、6つの樹種から選べるストレートカットとは違う点です。耳つきテーブルの場合は、相模湖工房に在庫がある板ですでに乾燥が終わっているもの板で製作することになります。耳つき天板になる原木は、材木市場で仕入れてくるものです。現在では、仕入れのではチェリー材、ウォールナット材で手頃な価格のものがあればそれを優先的に仕入れるようにしていますが、その他にはカバ材、クリ材、イタヤカエデ材、トチ材などの樹種が比較的多いです。
樹種的に、耳の部分の管理が難しく腐りやすいナラ材などは、良い状態の耳つき板が手に入りにくいです。
賢木@吉祥寺
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