2015.07.11

部屋を明るい雰囲気にしたいならメープル材無垢テーブルがオススメです。

先日メープル材のダイニングテーブルとナラ材の椅子を納品してきました。

150711_1.jpg

メープル材は北米産の広葉樹木材です。カナダ・アメリカから輸入されています。カナダはメープルシロップで有名なので、メープルの木がたくさん生えているのはイメージしやすいと思います。日本には北米からたくさんの木材が輸入されています。広葉樹に関しては、北米産の木材なしでは家具工房は成り立たないほど頼っています。ウォールナット材は大変人気で、ソリウッドで売れている家具の多くを占めています。その他にもチェリー材やホワイトオーク材なども北米産です。ロシアからの木材の供給量が急激に低下しているため、ますます北米産の木材が頼りになってきています。

メープル材は生産量も豊富で、質と価格も安定しています。あまりメジャーな木材になっていないですが、ポテンシャルは高い木材だと思っています。メープル材の特徴は、白っぽい色・淡い木目・堅くて重い です。

白っぽい色をした木材はいくつかあります。代表的なのは、メープル材・ブナ材・トチ材・カバ材(カバには種類がたくさんあって赤身が強いカバも有ります。) などです。これら散孔材といって導管が細く、ランダムに配置されている木材です。散孔材の他に環孔材という木材もあります。環孔材は導管が太めで、環状に規則正しく並んでいます。環孔材の中で白っぽい木材はセン材があります。セン材は国産の木材ですが、流通量が少なくなっています。環孔材なので木目がハッキリと出ます。昔はケヤキの代用木材としてよく使われていました。木目の様子がケヤキ材に似ているので、色をつけて塗装してケヤキ材に似せていたんですね。昔はケヤキ材の人気が高かったのでこうした代用木材が重宝したようです。

さて、メープル材です。見た目は可愛らしい雰囲気ですが、実は重くて堅い木材です。見た目とのギャップがありますね。テーブルとしてはかなり適正のある木材だと思います。物理的に堅いのでキズが付きにくいです。ウォールナット材と比べると感覚的には1.5倍ほど堅いですね。キズが付かない方がよいと思っている方にはオススメです。(もちろん相対的に堅いというわけでキズがつかないという訳ではありません。使用していれば当然キズつきます。)

メープル材は木目が曖昧で淡い感じです。これは導管の太さが影響しています。メープル材は導管がとても細いんですね。ルーペで木口を覗いて見ても導管の存在がはっきりと分かりません。テーブルの表面は導管の横断面が連続して現れます。導管の太い木材(ケヤキ材やナラ材など)は、細かい凹凸があることになります。なので、手で触ると多少ザラザラした感じがします。メープル材はその凹凸が少ないので、とてもスベスベした触り心地がします。なので、メープル材はとっても触り心地が良いんです。スベスベが好きな方にはとってもオススメです。

150711_3.jpg
メープル材のテーブルと一緒に納品した椅子はこちらです。ナラ材のGENチェア。北海道・津別町にある山上木工さんで製作されているisu-worksシリーズです。ゆったりと座れるサイズです。背にもファブリックが張られているので背中のホールド感が抜群です。座面は少し沈み込む感じです。お尻を柔らかく包み込んでくれます。安心して座ることができる椅子です。

もう一つはこちら。
150711_4.jpg
ナラ材のHakuチェアです。シンプルデザインの椅子ですが、背が広めでしっかりと背中を支えてくれます。座面は堅め。GENチェアのような沈みこむ感じはしません。Hakuチェアは徳島県にある宮崎椅子製作所さんで作られています。Hakuチェアはコンパクトで軽いので特に女性に人気があります。

今回のお客様も明るい布を選択されています。メープル材には明るい色が似合います。北欧の雰囲気に近くなりますね。お部屋の雰囲気を明るくしたいなと考えている方はメープル材のテーブルも選択肢に入れると良いでしょ。そして椅子のファブリックも明るい色にするとメープル材の淡い雰囲気をより際立たせることができると思います。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest