2015.04.17

ダイニングに存在感抜群の耳つきテーブルはどうでしょう。

無垢のテーブルと言うとドーンとドデカいテーブルのイメージを持っている方が多いと思います。昔は無垢材のテーブルといえば1枚板のテーブルがメインでした。特に和室にドーンと置かれたケヤキ材やトチ材の1枚板テーブルを思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、最近は”はぎ”という技術と接着剤の強度が増した事で、幅方向に板をはいでテーブル天板にすることも普通にできるようになりました。ソリウッドでも”はぎ”を利用したテーブルや棚をメインに製作しています。

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先日納品したウォールナット材のストレートカットテーブルとベンチと椅子です。ソリウッドでは端をカットした長方形(場合によっては正方形)のテーブルをストレートカットテーブルと呼んでいます。ストレートカットテーブルはウォールナット材・ブラックチェリー材・メープル材・タモ材・ナラ材を定番樹種と設定してサイズオーダーで注文を受け付けています。

ソリウッドで製作しているテーブルにはもう一つ種類あります。耳つきテーブルと呼んでいます。
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こちらがウォールナット材の耳つきテーブルです。ストレートカットテーブルと比べると一目瞭然ですが、端が直線ではありません。ここが耳つきテーブルの最大の特徴です。「耳」と呼んでいる樹皮がついていた部分を残しているのが耳つきテーブルです。この耳つきテーブルは5枚の板をはいで1つの天板にしています。両サイドに配置している板が耳つき板です。ストレートカットテーブルと違って自然がつくりだした造形を活かしたのが耳つきテーブルです。

耳の形は木によって違います。そのため耳つきテーブルはどのテーブルでも同じ形はありません。木目はストレートカットテーブルでも1台1台違います。耳つきテーブルは木目と形が唯一無二のものになります。

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こちらはウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブルです。2枚の耳つき板をはいでテーブル天板にしています。5枚はぎに比べると印象はだいぶ変わりますね。耳つきテーブルは存在感が高くなりますね。

ソリウッドでは様々なタイプの耳つきテーブルを製作しています。耳つきテーブルは大きなテーブルしかないと思っているかもしれません。でも実際はそんなことありません。W1500ミリぐらいの4人家族の標準的なサイズの大きさでも製作可能です。

丸太は2mから3mぐらいの長さで切られます。長い木を伐採しても、2mちょっとで切って製材する事が多いです。根に近い方から1番玉・2番玉・3番玉と呼んでいます。玉切りという作業です。カウンター用などに長いまま製材することもありますが、それは一部の上等な丸太の場合です。通常の丸太は玉切りされることが多いです。

たとえば2m50cmの長さの板が有ります。2m50cmもあればとても大きいテーブルができます。しかし、2m50cmをそのまま使える訳ではありません。両サイドの15cmぐらいは細かい割れが入っているのでカットします。それども2m以上は使えます。けれどもそう上手くはいきません。

このブログでもなんども木材乾燥について書いています。木材を使うためには乾燥させる必要があります。乾燥過程で板に割れが入ってしまうこともよくあります。木口から30cmぐらいの割れが入ることは頻繁に起きます。実際もっと長い割れが入ることもあります。なので、両木口からの割れを除いたら1500mmぐらいしか使えない板というのも出てきてしまいます。

そういう板を使えば、木材を有効利用することも出来ます。なので、ウォールナット材やチェリー材などはこうした板をストックしているので、とても大きいサイズでなくても耳つきテーブルを作ることができるんですね。

相模湖の工房でストックしている耳つき天板用の板はこちらのページで紹介しています。
→ソリウッド耳つきテーブル

気になる板がありましたら、吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。また、こんなサイズで同じようなテーブルはできますかといったご相談も受け付けています。掲載していない板でご希望に添えそうな板がある場合は紹介させて頂きます。

瑞木@相模湖

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