2015.03.05

2本脚のテーブルもオーダーで製作します

このところ「テーブルの脚を2本脚にすることは出来ますか?」という質問を立て続けに受けました。

結論からいうと「出来ます」ということになります。ソリウッドでは定番の脚として4つのタイプの4本脚を用意しています。簡単に説明すると

①80mm角4本脚:最もオーソドックスな角脚。がっちりとしたテーブルが好みの方にオススメです。

②斜めテーパー4本脚:80mm角脚よりもスリムなテーパー脚を少し角度とつけて斜めに取り付ける脚です。テーパーとは先にいくに従い細くなる形状をさします。脚は細めですので強度が気になるところですが、斜めについていることで突っ張りの要素が加わり、揺れも気になりません。ここ最近では1番人気のある脚です。

③幕板テーパー脚:こちらもテーパーがついた脚になります。②のタイプは斜めに下に伸びていますが、こちらのタイプはまっすぐ降りています。脚が細く、突っ張りの要素もないので、短手方向に揺らすと少し揺れが気になります。そのため、短い辺のみ幕板といわれる板を脚と脚の間にほぞ組みで取り付けます。こうすることで、揺れがなくなります。

④3点ほぞ4本脚:2枚の板を3つの木片を間にはさむようにして接合している脚を45度ずらして天板に設置します。植からみるとX字型に脚がみえるのでTypeXとしています。ソリウッド以外では見る事のないデザインの脚です。真ん中に隙間ができるので、角脚のようにがっちりした印象はなく軽く可愛らしい印象を与えるデザインの脚です。また、強度面でも十分耐えられようになっているので問題ありません。

4本脚の場合、脚と脚の間の距離が比較的とれるので椅子を並べるには最適といえます。ですが、ソファータイプのベンチなどを使用する場合は、座るのに脚が邪魔になってしまうケースが考えられます。そこで、2本脚の登場です。2本脚というのは、I字型の脚や板状の脚を天板の短手つまり木口に平行になる感じで設置するタイプのものです。

ソリウッドでは、現在裏メニュー的な存在にはなっていますが、ご希望があれば製作可能ですので、お気軽にご相談ください。デザインは定番化されているわけではありませんが2本脚の製作例として例示する決まったものがあります。

まずは貫のないI字型のものです。

20150305 1

こちらは脚の柱となる部分が三枚の板で出来ています。その柱が1つの角柱のものもあります。

20150305 3

似たようなタイプの脚ですが、2本の脚の間に貫を通したデザインにしているものもあります。

20150305 4

貫があるタイプのものは脚部分も組立て式になっています。貫も含めてほぞで組んでしまうと搬入の際に困る場合があるので、ばらした状態で搬入して現場で組み立てる方式にしています。天板の長さがあるテーブルだと端に2本脚があるだけだと、見た目的にバランスが悪く見えるときがあります。そうした時に貫があるとバランスがよくなると考えています。W1500ぐらいのテーブルでしたら貫がないほうがスッキリ見えて良いかなと尾思っています。逆に1800を超えるサイズですと貫があるほうがしっくりくる感じです。

2本脚のもうひとつのタイプというのが、板脚です。板状の脚を用意してそれを天板に取り付けるものです。ソリウッドの場合、それぞれの脚に2枚の板を使い、それを「く」字型に組むようにしています。

20150305 2

正面からみるとこんな感じになります。木口方向からみるとこのようなカタチをしています。

20150305 5

2枚の板は将来的に伸縮したときのことを考え間にスリットを入れています。このスリットは機能面でも大事ですし、見た目も重くなりすぎない効果があります。

これまで製作した2本脚は大体この3つのタイプに分類出来ます。もちろんこれ以外のデザインでも製作することは可能です。イメージがありましたら、何なりとスタッフに申し付けください。

今後は2本脚も定番化し、選べる脚のラインナップとして扱っていこうと考えています。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest