2019.06.02

“木の椅子”といっても価格の幅がありすぎて、なんでこんなに価格が違うの?

世の中には”木の椅子”がたくさん販売されています。

“木の椅子”といっても価格の幅がありすぎて、なんでこんなに価格が違うの?と思うことも多いでしょう。

でも、価格には意味があります。職業柄、いろいろな”木の椅子”を見ていますが、

“なんでこんなクオリティの高い椅子が2万円で買えるの?”

とか

“なんでこんなクオリティの低い椅子が15万円もするの?”

と思ったことはないです。

 

クオリティ=価格

はそんなに間違っていない気がします。

安いものには安い理由があって、高いものには高い理由があると思います。

そんな中でも、”このクオリティなら1~2万円くらい高くても良いんじゃない?”と思う椅子もあります。そんな椅子を私はコストパフォーマンスに優れていると表現することがあります。

では、木の椅子の価格が決める一番の要素は

人件費

です。

量販店で売られている大量生産されている木の椅子は、人件費の安い海外で製作されていることが多いです。さらに価格が安い椅子は組み立て式になっています。組み立て式だとパッケージをコンパクトにできるので輸送コストも削減できるわけです。なので価格が安くなります。

組み立て式の椅子の場合は、どこをボルトやネジで止めるかにもよりますが、強度や耐久性はそれほど高くないと思った方が良いでしょう。座って負荷の掛かる部分にボルトが使われているといずれ緩んできます。

その次に価格に影響してくるのが、デザインです。木を加工する上で曲線やなだらかなカーブというのは直線に加工するよりはるかにコストが掛かります。作業時間も含めてです。直線にカットするだけなら汎用的な木工機械で加工できますが、曲線やカーブは相応の設備投資が必要になります。

また、直線に近ければ木材も効率よく使えてロスを少なくすることができます。ですが、曲線やカーブは切り落とすあるいは削り落としてしまう部分が多くなり、その分だけ材料ロスが多くなるのでコストが上乗せされます。

肘掛けがある椅子とない椅子でも価格差は生まれます。これは単純に肘掛けがある椅子はその分だけ材料費が高くなっていると考えていいでしょう。

使われている木材も当然、椅子の価格に影響してきます。木材の値段は樹種によって違います。なので、いろんな樹種が選択できる椅子の場合、樹種によって価格が違うことが普通です。ソリウッドで取り扱っている3メーカーの椅子はどれも複数の樹種から木の種類を選択できます。そして、どのメーカーも樹種によって価格を変えています。今、一番高い樹種はウォールナット材です。単純に木材としての価格が高いのもありますが、ウォールナット材は歩留まりが悪いのも影響しています。なので、ウォールナット材が一番高く設定されているのは納得がいきます。

ここまでは目で見える部分の価格差になります。

しかし、椅子にはそれ以外に座面の中身というのがあります。多くの椅子はクッション性の高い素材を座面ファブリックの中に入れてあります。でも、どんな素材がどのように使われているかは外からだと分かりません。座面は座り心地に直結する部分ですので、できれば詳しい内容が知りたいです。でも、座面の中身まで詳しく説明しているメーカーは少ないです。企業秘密的な部分もあるでしょう。

なので、座面の中身については消費者の方が座って感じ取るしかないのです。よく使われている素材はウレタンフォームというものです。この厚みが厚い方が長持ちするし、座り心地もよく感じます。座ってみて、「なんだから薄くてペラペラな座面だなな」と感じたら、もしかして座面の中身でコストカットしているかもということです。


こちらの椅子は宮崎椅子製作所のHakuチェアです。ソリウッドで扱う木の椅子の中では一番低価格帯の椅子になります。写真を見てもらうと分かりますが、デザインが直線的でシンプルです。座面もフレームと一体化されることでコストダウンを計っています。でも、この方式は座面のファブリックを交換する際にフレームごとメーカーに送らないといけないので送料などのコストが高くなるデメリットもあります。

ソリウッドで扱う他の椅子は座面のみ取り外せるものが多く、座面ファブリックを交換する際には座面だけ送ってもらって自分でボルトを締めて交換することが可能です。


こちらはISUWORKSのRAYチェアです。価格は1脚10万円台からとなります。ソリウッドで扱う木の椅子の中では一番高価格帯になります。上のHakuチェアに比べると曲線が多く、構造も複雑になっています。肘掛けから背にかけてのカーブはとても美しいです。その部品に脚が4本ついている構造です。加工や組み立てに手間が掛かります。なので、この価格帯になるのだと思います。

こうしてみてみると、木の椅子の価格差について何となく理解が進んだと思います。こういうことを理解した上で、あとは座り心地と予算に応じて自分にピッタリな”木の椅子”を探していけばいいんです。

ソリウッドで扱っている木の椅子は中価格帯から高価格帯のものです。よく”ちょっと高いよね”と言われます。(笑)

ですが、価格に見合った品質であることは間違いないと思っています。

実物を見ながら、ぜひ質感、構造などを感じて、一番肝心な座り心地を確かめてもらいたいと思います。

ソリウッドの吉祥寺ショップ ソリウッド・クラフィスはJR・京王線吉祥寺駅から徒歩7分ほど。大正通り商店街のはずれにあります。タイガーママ(洋服屋)4ひきのねこ(花屋)moi(カフェ)CINQ(雑貨店)が並ぶビルの2Fになります。通りに面した真ん中あたりに2Fに登る階段があります。階段を上がって右側がメインの店舗になります。

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