2014.01.19

隠し玉!web未掲載の耳つきテーブル

W1800ぐらいの耳つきテーブルを検討しているという方にぜひ見て頂きたい天板があります。

W1800のカバ材天板

樹種はカバ材です。丸太の状態の時に上下で接していた部分をアジの開きのように開いたブックマッチの2枚はぎです。

実はこちらの天板、店頭には展示販売しているものの、webサイトに詳細な商品情報を載せていませんでした。プライスカードにもweb未掲載シールを貼っています。でもこの天板すごいオススメなんです。私がプロ野球球団のスカウトであれば、コソコソと練習所に通い、ドラフト会議当日まで他球団スカウトや報道陣に嗅ぎつかれないように隠しておきたい隠し玉選手みたいなものです。

今日はいかにオススメなのか、たまには熱く語ってみようと思います。

丸太で仕入れた北海道産メジロカバから採れる最後のダイニングテーブル天板

実は、この天板で使用している板は個人的に思い入れがある板なんです。もうかなり前ですが、丸太で購入し、その場で製材作業に立ち会って挽いたはじめての板なんです。

製材前のカバの丸太

これが丸太の状態で、これからまさに製材する直前のメジロカバです。この時はどんな板が出てくるのかドキドキしながら見守っていました。おかげさまで非常に良い板で、これまでも耳つきテーブルや木工教室の生徒さんが家具作りに使うなど有効に使うことが出来ました。そして、このW1800の2枚はぎ天板が大きな家具が作れる最後の板となりました。

あるクラスを受けもった担任の教師が、紆余曲折がありクラス全員の進路先が決まり、無事卒業できることになったような心境です。(そんな体験をしたことはないので、妄想ですが・・・)

バランスのとれた逸材

そんな背景があるので、思い入れがあるのですが、その思い入れなしでも十分オススメできる天板です。耳つき天板の場合は、自然のカタチをそのまま活かすので、時にはワイルドな木目や耳、大きな節などインパクトがある天板ができます。

一方、大人しめの木目でまるで印刷したような端正な表情の天板もあります。その2つを対極に考えると、この天板はちょうど真ん中、バランスがとれた天板だと思います。また、野球の例えで申し訳ないですが、140km代のストレートもあるけど、空振りのとれる変化球も投げられる投手のような総合評価の高い逸材です。

具体的にみていると、木目自体はカバ材らしい正統派です。中央部分はうっすら赤身がかり、端の方は薄い茶褐色です。ちょっぴりワイルド感を醸し出しているのは、上下中央にある節と入り皮部分、そしてカバ材でみかける独特な模様です。

ワイルド感を演出する節

こちらは上部にある節です。穴が空いている部分は樹脂で埋めてあります。

カバ特有の模様

こちらがカバ独特の茶褐色の模様です。なんと形容していいのかわかりませんが、なかなか味わいがある模様だと思いませんか?

これらの部位はバラバラな位置かつ小さいものなので、目立ちはしません。「よく見たらあるね」的なちょうどいい感があります。

コストパフォーマンスもGOODに。

オススメする最後のポイントは価格です。とっておきの情報ですが、このブログでの紹介をきっかけにSALE価格にしちゃいます。これまで店頭では264,600円(消費税込み)としていましたが、今日からは226,800円のSALE価格にします。W1800×D800の耳つき2枚はぎ(ブックマッチ)で4本脚込みで22万円代です。バランスが採れた良質の天板、このサイズでこの価格はかなりお買い得だとご興味のある方はお急ぎください。

賢木@吉祥寺

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