2014.03.27

タモ材ローテーブルに詰まったこだわり

タモ材のローテーブルを納品しました。

タモ材丸ローテーブル

可愛らしいちゃぶ台のようなローテーブルです。ですが、オーダーらしいこだわりがあります。

第1のこだわりはサイズです。

ダイニングテーブルとしては小さめですが、ちゃぶ台のように使うにはちょうどよいサイズです。また、高さも35mmにしています。床にそのまま座って食事をするのであれいば35cmから37cmぐらいがちょうど良いかと考えています。小さいお子様のいるご家庭ではお子様がお絵描きや折り紙などで遊ぶにも合っているサイズです。

もし、ソファに座って書き物をしたり、センターテーブルとして使用する場合は40cmから42cmをオススメします。

こちらのローテーブルの2つ目のこだわりポイントは木端の処理です。

木端の処理

ソリウッドの定番では直角に仕上げますが、今回は角度をつけてカットしています。端をカットする場合は厚み1cm残して斜めにカットしています。ここを残さないでカットすることも出来ますが、端がすごく薄くなってしまうので、物がぶつかった時なでに凹んだり、欠けたりする可能性が高くなります。このような木端の処理をすることで、丈夫さはそのままに、見た目の印象を軽くすることができます。

3つめのこだわりはタモ材で製作したことです。

お届けしたS様のお宅は合板のフローリングと伺いましたが、無垢材フローリンングに近い質感のチェリー材のフローリングでした。同じチェリー材で製作すると同化してしまうので、少し色味が明るいタモ材を使用することでお部屋の印象も明るくするねらいがあります。

実際納めた際にも、非常にしっくりくる感じがありました。

タモ材は色味が明るく、はっきりとした木目が特徴です。木目も山型の模様で一般的に木らしい印象のある材です。また、安定的な供給量もあり広葉樹の中では比較的に安価で手に入る材です。そのため、家具で使われる広葉樹では最もメジャーな存在です。樹種に詳しくない人でも一度は見たことある材種ともいえます。木質も堅く、昔からスキー板や野球のバットなどにも使用されて日本でも親しまれています。

最近ではロシアからの輸入が大半を占めています。今後、政治情勢によって価格が高くなったり、流通自体が減少してしまう事態が懸念されています。家具業界にとっては、欠かすことの出来ない材なので、そういった事態に陥らないことを切に願います。

賢木@吉祥寺

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