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家具屋で働く双子のブログ
新生活に向けた家具探し4 ーオーダー家具という選択肢ー
今日のブログは、ひとり暮らしにするにあったて是非とも手にしたいローテーブルがあるM君の家具探しの物語です。今日が第4話になります。これまでのブログを見ていない方はこちらからお読みください。
Yさんに話を聞いたM君は、これまでのローテーブル探しを一度リセットして、新たに無垢のウォールナット材テーブルに絞って探すことにしました。出直しもインターネット検索からはじめることにし、まずは「無垢材ウォールナットテーブル」で検索してみました。
するといくつかの家具屋さんのページがヒットしました。それらを詳しく見てみるとオーダーで製作してくれる家具屋さんが多いことに気づきました。ただ、ネットの検索では全国の家具屋さんの情報が出てきます。M君はオーダー家具屋さんが人工の多い都市だけでなく、全国津々浦々にあり、その多くが個人オーナーとショップであることを知りました。さらに調べてみると、Yさんの家にあったローテーブルと同じような質感のテーブルを製作している東京の家具屋さんを見つけることが出来ました。
M君は、そのテーブルを紹介している家具屋さんに見積りを依頼してみることにしました。
M君の希望はW1200×D500×H360の四角いローテーブルです。そして、仕上げはオイル仕上げ、出来るだけ天板が暑いものを希望する旨をメールに書きました。
見積依頼のメールをうってから数日後、待ちわびた見積りのメールが届きました。
「・・・予算オーバーだな・・・」
受け取った見積りメールをみてひと言M君はつぶやきました。価格については様々なウェブサイトをみている内にある程度の相場は把握していましたが、思っていた以上の金額が提示されていました。
それでも、デザインや写真で見る限りの質感は理想に近いので、少しでも見積り額が安くなるやり方がないかを考えました。が、そもそもどういった要素が価格に反映されているかもよくわからないので、思いきってもう少し安くなる提案はないか家具屋さんに再度メールしてみました。
翌日、家具屋さんからメールが返ってきました。
そこには、こう書かれていました。
M 様
お世話になります。
家具屋○○の△△と申します。
ウォールナット材ローテーブルの見積依頼を頂きありがとうございました。価格を抑える方法ですが、一番効果的なのは天板の厚みを薄くすることです。前回は天板が厚いものをご希望されていたので、厚みは40mmで提案しました。しかし、実際には厚み30mmで製作することができます。厚さ30mmですと、前回提示した価格より20,000円安くなります。
また、触り心地やイメージを把握して頂くために、お近くでしたら、ぜひショールームにお越しください。
ご検討頂き、ご意向をお聞かせください。
——————————————————–
M君は天板の厚さが1cm変わるとわりと金額が変わるなと思いました。こうなると、予算内に収まりそうです。俄然テンションが上がってきたのをM君は自分でも感じました。
その週の週末、4月からの仕事場に挨拶をしに東京へ向かった際にメールでやり取りをした家具屋さんを訪れました。
店に一歩踏み入れた途端、先日行った家具屋とは匂いが違うと感じました。木の香りが店内に漂い一気にテンションが上がりました。オーダー中心の家具屋さんなので、お目当てのローテーブルそのものは展示されていませんでしたが、同じウォールナット材で製作されたテーブルがありました。
そのテーブルを見て、M君はまさにYさんの家にあったテーブルの質感と同じだと感じ、これが求めていた理想のテーブルだと思いました。
後は、少し気になっているオイル仕上げのメンテナンスについて店員さんに聞いてから注文することにしました。
店員「オイル仕上げは、水に対して注意が必要です。底が濡れたコップや夏場に冷たい飲み物が入ったコップをそのままにしていると、コップのカタチの輪染みができることがあります。輪染みはほっておいてもテーブルの質が劣化するということはないです。気になるようであれば食事をする際にマットやコースターを使って頂けると輪染みが出来るリスクはかなり減ります。染みや細かい傷を目立たなくすることができるのもオイル仕上げの特徴です。初めは勇気がいりますが、紙ヤスリで撫でるようにやすり、その上からオイルを塗ると素人の方がやっても目立たなくなります。また、使用していくうちにオイルが表面からぬけて表面が毛羽立ったような触感になることがあります、その場合はそのままオイルを塗るだけで元通りのスベスベに戻ります。」
M君は店員さんの話を聞いて、自分で補修出来るのは良いなと感じました。
店員さんはさらに
「オイルの良いところは、木の持っている自然な肌触りが実感できること。これは無垢のオイル仕上げでないと味わえない感触です。木が良いと思って頂けるなら、木が持つポテンシャルが一番味わえるオイル仕上げをオススメします。」
と続けました。
話を聞いていくうちにM君はさっきまで持っていたオイルに対する不安はなくなりました。いざとなったらYさんに教えてもらえるだろうという甘え考えも頭にはありましたが、やっぱり無垢材でオイル仕上げのものが一番自然でかっこよく感じるので、オーダーすることにしました。
こうして、M君のローテーブル探しは無垢材のウォールナット材でオーダーすることで落ち着きました。約2ヶ月後の納品を楽しみにM君は残りの引っ越し作業を進めました。
終り
賢木@吉祥寺
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