2013.08.19

鉋の下端調整

木工教室の基礎クラスの生徒さんの鉋の調整をしています。

鉋台の下面を整えないと、刃が木材に当たってくれません。そのために上手く削れるように鉋の下面を削って調整します。

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まず、刃口と呼ばれる部分を平らにします。ここが平らでないと刃が木材に均等に当たりません。

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次に刃口と台尻が他の部分より高くなるようにします。下面に当てているのは直線の定規です。使用しているのは鉋調整用のステンレス製の定規です。木製の定規もありますが、木製の定規は直線がすぐに狂うのでその定規をその都度直線にしないといけません。それが面倒なので、私はステンレス製の定規を使っています。

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台直し鉋という鉋で要らない部分を削ります。台直し鉋は刃がほぼ垂直になっているのが特徴です。

とまあ、こんな感じで鉋台の調整をします。慣れるまではどこをどれだけ削っていいのか分かりにくい作業です。基礎クラスでは、スタッフが事前に調整して生徒さんに使ってもらっています。調整からやってもらうと、それだけで2回分は時間を使ってしまうので…

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一番左に写っているのは木槌です。別に玄翁を使っても構わないのですが、玄翁で鉋の刃の頭部を叩くと潰れていってしまうので、私は木槌を使っています。

瑞木@相模湖

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