2018.09.02

ダイニングテーブルの脚について【No.2394】

ダイニングテーブルの脚は大きくわけて2つあります。それは4本の脚で支える4本脚と2本の脚で支える2本脚です。ソリウッドでは定番のスタイルとして4本脚タイプ多く製作しています。定番の脚としては、4つのデザインを揃えています。それぞれ、80mm角4本脚(Type ST)、斜めテーパー4本脚(Type T)、3点ほぞ4本脚(Type X)、幕板テーパー4本脚(Type MT)という呼び名で呼んでいます。幕板テーパー脚は短辺側のみ幕板といわれる板を脚と脚の間につけています。これは、脚が細いので、無垢材の重い天板をのせると横方向にやや揺れることがあります。そのため、補強をする意味で脚に板をつけています。幕板がつくのは、短手側のみになりますが、お誕生日席を毎日使う場合ですと、脚を組んだ際に幕板が邪魔になるなどが出てきますので、テーブルの使い方によって幕板があるかなしかを選択して頂ければと思います。

 

接客をする上で脚に関する質問で多いのは、「2本脚にもできますか?」というものです。完成品で販売しているテーブルを除いて、オーダーで製作するテーブルでは2本脚を製作することは可能です。2本脚をご希望の方にお話を伺うと、ベンチやベンチソファーのようなものを使われている方が多いです。ベンチの場合、複数人が座っていると、後ろにベンチをひくのが大変だったり、場合によってはベンチが動かないものをあったりするので、出入りで4本脚が邪魔になったりします。その点、2本脚にしておくと、支柱となる部分はテーブルの中央にくるので、テーブルの脚が邪魔になりません。

 

反対に、4本脚では使いやすかったお誕生日席(短辺)が2本脚の場合使いづらくなってしまいます。座った際に、気をつければ足をぶつけることはないと思いますが、足を動かすのにどうしても制約がでてしまいます。お誕生日席を普段使うことがないのであれば問題はありませんが、頻繁に使う場合は2本脚じゃないほうが良いと思います。

 

2本脚については、ソリウッドでは先述したようにお客様のご希望に応じて製作することは可能です。2本脚のデザインのバリエーションは大きく二つあります。一つは横から見た際に、アルファベットのI字型になるデザインで、上下2本の板を中央の支柱が支える感じになります。

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こちらがI字型の2本脚の製作事例です。このテーブルでは真ん中に貫をつけています。その他には中央の支柱を1本のするものや支柱を3〜5本の板を少し隙間をあけて均等に配置するものなどの事例があります。どのデザインにするかは見た目の問題がほとんどです。2本脚をご希望の場合は、過去の製作例を例示しながら詳細をご相談させて頂くカタチになります。変わったものだと、先ほどの貫がある脚のようなデザインの脚で、貫の上に棚板となる板をのせて、リモコンや新聞などちょっとしたものを載せることができる仕様にしたこともあります。

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また、2本脚のもう一つのパターンが板状の脚をつける場合です。単純に板だけだと強度的に不安があることが多いので、ソリウッドでは、1本の脚につき、2枚の板をくの字状にしてとりつけるようにすることが多いです。

 

こちらがそのくの字状に板を配置した脚になります。2枚の板を固定するためにコマと呼ばれる木片をかませています。

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