2018.08.07

ナラ材で製作した無垢材キッチン、そろそろ納品です。【No.2368】

6月30日のブログで無垢材のキッチンを製作するという話を書きました。あれから製作が進んでほぼ完成のところまで来ています。残りは現場に持ち込んでの組み立てになります。来週に設置する予定になっています。

無垢材で製作するキッチン【No.2330】

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キッチンの天板に使われる素材はいくつかあります。ステンレス、人工大理石、木材が一般的に使われている素材ですかね。システムキッチンの場合はステンレス か人工大理石かであることが多いです。システムキッチンが展示されているショールームに行くとステンレス天板か人工大理石天板のキッチンが置かれていることがほとんです。もちろん木材でキッチン天板を作ることは可能ですが、キッチン天板は使われ方がハードなのでステンレスか人工大理石にしておいた方が無難です。今回製作したキッチンも天板はステンレスです。

ソリウッドではステンレスの加工はできないので、キッチンシンクメーカーさんにステンレス天板を作ってもらいました。一からオリジナルのシンク+天板を製作してもらうことも可能ですが、価格面を考えると既成のシンクを使ってステンレス天板を作ってもらうことの方が多いはずです。ステンレスの天板はステンレスの薄い板の下に合板が貼られています。ステンレスそのものの厚みは1mmほどですが、裏に合板が貼られていて見た目は30mmの天板になっています。

ソリウッドで製作するのは天板から下の部分になります。パーツ的には3パーツでスパイスラック、上一段が引き出しで下三段がオープン棚、シンクを隠すための板と板脚です。それぞれ別々に製作して現場で天板に固定する予定になっています。

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まとまな写真が撮れていませんが… こちらが棚のパーツ。ナラ材を使用しています。水に強い木材というとクリ(栗)が思い浮かびます。実際に無垢材のキッチンではクリ材で作られることも多いようです。でも、クリ材も入手するのがだんだんと難しくなっています。今回はフローリングがナラ(オーク)ということでキッチンもナラ材で製作しています。キッチンと言っても天板ではないのでびちゃびちゃと水が掛かることは多くないはずです。なので多少塗装に気を使えばどんな木材でも問題ないと思います。

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引き出しには真鍮製の取っ手をつけました。こちらはお客様が選んだ取っ手です。シンプルでナラ材との相性も良いですね。スライドレール仕様なので最後まで引き出すことが可能です。従来のスライドレールは引き出しのサイドにレールが見えていました。でも、最近は引き出しの下側に付けるスライドレールも販売されています。今回はそのスライドレールを採用しています。引き出しを引き出した時にレールが見えないのでスッキリした印象になっています。ソフトクロージング機構になっているので、手を離してもスムーズに閉まってくれます。

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こちらがスパイスラック。スパイスラックと呼んでいますが、実際はもっと大きな瓶やボトルを入る大きさです。幅が180mmあるので、大きめのスパイスラックです。ラックの部分は既製品を使っています。ラックの底を本体に固定すれば引き出せる仕組みになっています。

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実際にキッチンを納める場所です。最近よくあるオープンタイプのキッチンです。前に高さが1mほどの壁があります。キッチンの高さよりも壁は高くしています。ここをフラットにするケースも最近はあるようです。キッチンより高い部分にはタイルが貼ってあります。最近はキッチンパネルという素材がよく使われています。個人的にはタイルの方が見た目は好きです。ただ、キッチンパネルの方が掃除は簡単なんだそうです。

というわけで無垢材で製作したキッチンを紹介しました。取り付けがうまく行くといいのですが…設置した写真が撮れればまた紹介したいと思います。

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