2018.08.06

北米産木材は安定供給で様々なところで使われています。【No.2367】

ソリウッドでは北米産、ロシア産、国産の木材を使用することが多いです。中でも北米産の木材を使用することが多くなっています。これはソリウッドに限らず、無垢材で家具を製作している所は同じような感じになっていると思います。日本の木材自給率は30%ほどで、外国産の木材を使用することが多くなっています。数年前までは20%前半だったので少しは改善されてきていますが、依然として外国産の木材が多く使用されています。

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日本は山が多いので木がたくさん生えています。なので、皆さんのイメージではもう少し自給率が高いと思っているのではないでしょうか?日本の木材自給率が30%程度と聞いて皆さんはどう思いますか?意外と少ないと感じる人が多いはずです。でも、この数字は全ての木材が含まれています。チップなどの木材も含まれての数字なので、板材としての自給率はもっと少ないのではないかと思います。

日本の林業は針葉樹が中心になって行われてきました。杉やヒノキといった木造住宅の構造材として使われる木です。しかし、そうした構造材も今では外国産の木材が多く使われるようになっています。特に指定をしないとホワイトウッドの集成材が柱に使われることが多くなっています。価格の問題が大きいですが、品質のばらつきが多い国産材よりも安定して供給される外国産の木材の方が使い勝手が良いという側面もあります。最近では住宅ができるまでの時間が短くなっています。昔は木材の乾燥に時間が掛かり、大工さんが柱を刻んでいたりしたので時間がかかっていました。しかし、現在はプレカットが当たり前になり、事前に工場で柱や梁などの構造材を刻んでしまっています。これにより大幅に工期を短縮することができています。工場でのプレカットではなるべく同じ品質の木の方が効率が良いので、外国産の集成材は使い勝手がいいんですね。

家具用材に関しても国産木材が品質的に劣っていることはありません。しかし、圧倒的に供給量に差があります。国産の木材は同程度の板がいつ手に入るか分からないということが多く発生します。コンスタントに供給できるだけの量が確保しにくくなっています。その点、外国産の木材は物量が多いのでいつでも同程度の木材を確保することができます。
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ウォールナットやチェリー、メープルなどの北米産の木材は供給量が安定しています。基本的には電話1本で材木屋さんから必要枚数を届けてもらえます。主要な北米産木材は材木屋さんも在庫を持っているので、すぐに出荷してもらえます。北米産の木材は持続可能な林業が自立していて、安定的に供給できる仕組みが確立されています。だから家具屋にとっても使い勝手が良い木材です。供給量が安定しているのでこれからも無垢材家具の主流であることは間違いないです。

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