2018.05.31

チェリー材2枚はぎ耳つき用の板【No.2300】

耳つきテーブルは、木の樹皮があった部分の形を極力残した天板のテーブルを指します。まっすぐにカットしたテーブルとは違い、個々の板の個性が存分に発揮され、より個性的なテーブルに仕上がります。せっかくの無垢材テーブルだから、できれば耳つきでということで検討されている方も多い印象です。耳つきの天板の場合、機能面でカットした天板のストレートカットテーブルに比べてプラスになる点はないかもしれませんが、部屋においたときの存在感と、そのかっこいいスタイルはとても魅力的だと思います。ソリウッドでも耳つきテーブルを積極的に製作販売しています。ソリウッドで製作する耳つきテーブルの板は、工房のスタッフが自ら岐阜の市場に出かけ、自分の目でみて競りに参加して仕入れをしています。資金が潤沢にある大きい工房ではありませんので、仕入れる板の見極めは非常に重要になります。また、仕入れをした板はほとんどが完全には乾燥していない状態の板です。ですので、まずはしっかりと乾燥をさせることに注力します。ある程度は外に置いて中の水分が蒸発するのを待ちますが、それだけでは不十分なので、工房にある低温度の木材乾燥機でじっくり乾燥をさせます。乾燥が終わった板が耳つきテーブルになる候補の板となります。吉祥寺ショップにはいくつかの天板になる板が展示されています。その中から選んでいただくこともできますし、工房で乾燥が終わった状態の板もいくつかあるので、サイズや樹種などのご希望をお聞きして、候補になりそうな板があればそれを提案することも可能です。

現在、吉祥寺ショップには展示されていないけど、テーブルを製作する準備が整っているチェリー材の耳つき板が2セットあります。

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吉祥寺ショップの黒板にこのように情報を掲載していますが、今日はこの板を紹介します。上の画像黒板内の上がC101、下がC102となります。どちらも内側の耳をカットしてその部分をはぎ合わせて1枚の天板になります。

C101はチェリー材の2枚はぎの耳つき天板になります。製作可能なサイズとしては、W1700ぐらいまでで奥行きは850mm前後になります。こちらの2枚の板は同じ丸太からとれた板で、しかも製材時に上下になっていた板になります。そのため、ブックマッチと呼ばれる左右対称に近い木目になります。ブックマッチの場合は、片方の板が木表が上、もう片方が木裏が上になります。ですので、木口を横から見ると、片方の耳が上向き、片方が下向きになるので、全体としては平行四辺形になります。こちらの板で耳つきテーブルを製作すると価格は¥245,160(税込)となります。もし、ご希望のサイズがW1500の場合、もちろん製作は可能ですが、価格はW1700と同じになります。こちらの金額は4本脚が込みの価格になります。また、関東地方への配送でしたら、搬入・設置料を含んだ送料はサービス(無料)とさせて頂きます。チェリー材2枚はぎでブックマッチという点を考えると、価格的にはお買い得感がある価格だと思います。

もう一つのC102も2枚はぎでブックマッチとなる板です。こちらはW1800ぐらいまでとることができます。テーブルの端のほうに小振りな節が2つ入ります。ブックマッチになるので、節の位置も左右対称になります。節の部分で穴が空いていたり、凹んでいたりするところは樹脂で埋めて平滑に仕上げますので、お使いに際しては問題なく使っていただくことが可能です。価格は¥279,720-(税込)となります。

チェリー材は、経年変化も楽しめ、自然の面白さを体験するにはもってこいの材だと思います。色的にも薄すぎず、濃すぎないでもお部屋のアクセントになる木だと思います。今ではウォールナットと双璧を担う人気樹種になっていますが、価格面ではウォールナット材よりは高騰していません。チェリー材で耳つきテーブルを検討しているという方にはぜひ検討して頂きたいものです。

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