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家具屋で働く双子のブログ
自宅のオイル仕上げのテーブルをメンテナンスしました【No.2159】
今日は私が自宅で使用しているダイニングテーブルのオイルメンテナンスをした際のことをリポートします。まずは使っているダイニングテーブルの情報を整理します。
自宅のダイニングテーブルは2010年から使い始めています。樹種はメープル材でソリウッドが定番としているストレートカットテーブルです。サイズはW1350×D850で仕上げはもちろんオイル仕上げです。使い始めた当初は染みなどが出来ることを避けるため、食事の際にランチョンマットを敷いて使っていました。使い始めてから1年も経たないうちランチョンマットを敷かずに食事をするようになりました。なるべくなら自然の質感を味わいたいからです。食器やコップを置くときには、底が濡れていないかを確認して、濡れていた場合は布巾などで拭き取るなどをしていました。ですが、そこまでは気にせず使ってきました。また、昨年はじめてオイルメンテナンスをするまでは、オイルを塗るなどのメンテナンスはしていませんでした。そのため、テーブル全体の肌触りが少しかさついた感じになっていました。そこで、全体に紙ヤスリをかけオイルを塗りました。それで、所々あった染みもなくなり、肌触りもよくなりました。その後、子どもが生まれ、食事をする度に食べこぼしなどがあった部分を頻繁に水拭きしていました。その結果、子どもが食事をする部分のオイルが抜け、少し離れたところからみるとその部分だけ色が抜けたようになっていました。普段使うにはそれでも問題なく使えますが、少し気になっていたのと年末年始のお休みで家族が帰省する期間があったので、オイルメンテナンスをしてみました。手順は以下になります。
メンテナンス前の状態です。手前側が白くなって色が変わっているのがわかると思います。
1. 表面のほこりやゴミを払います。
まずは、テーブルの上にあるほこりやゴミをはらうために、布巾で拭きます。この後で紙ヤスリをかける際に、ゴミなどがあるとテーブルの表面を傷つけてしまうことがあるので、拭いた後にも目と手で触って大きなゴミがないかを確認します。
2. #320の紙ヤスリを全体的にかける
今回は、テーブルの1部分のオイルが極端に抜けてしまったことがメンテナンスする動機になっていますが、部分的にやるより、全体をやってしまったほうがムラがなくなるので、全体的に紙ヤスリをかけました。紙ヤスリをかける際に注意頂きたい点が2つあります。1つ目は紙ヤスリの番手です。紙ヤスリは目の粗さが番手という数値で表されています。数値が低いほど目が粗くなります。オイル仕上げのテーブルのメンテナンスする際は、#320番の紙ヤスリが最適です。それより目が粗いと必要以上に削れてしまうので扱いが難しくなります。320番であればこれだけかければ肌触りも良くなります。
2つ目の注意点はヤスリをかける方向です。木目方向に沿ってヤスリをかけるようにしてください。木目に交わる方向でかけてしまうと傷が残る要因となります。
紙ヤスリをかえると、その部分の色味が薄く白くなります。これは表面が削れてたことを意味します。全体的に色が変わるようにムラなくヤスリをかけてください。
3. オイルを塗る
ヤスリをかけ終われば、メンテナンス作業の面倒くさいところはもうありません。表面にでた削りかすを布巾で拭きとったあと、オイルを塗ります。オイルを塗る際は、綿100%の布を使うのがオススメです。ウエスという品目名で売っているものが最適ですが、古くなったTシャツでも代用出来ます。オイルをウエスにつけ、塗っていきます。ここで頭に入れておいて欲しいのは、あまり大量に塗らなくても大丈夫ということです。オイルを塗った部分は色が少し濃くなり艶でます。それを目安にムラなくオイルを塗ってください。全体が塗り終わったら、オイルがついていないウエスで今度は乾拭きをするようにオイルを拭き取ります。仕上がりにムラがでないようにする上でポイントになる作業ですので、忘れないようにしてください。表面のオイルを拭き取れば作業は終わりです。後は少なくとも半日はモノを置かない、触らないように放置しておきましょう。
こちらがメンテナンス後です。先ほどの白くなってた部分がなくなっているのがわかって頂けると思います。写真ではわかりづらいですが、染みも消えて肌触りもスベスベでしっとり感もでました。
※オイルがついた布は放置せずに、水に濡らして濡れたまま生ゴミにしててください。
布についてまま、放置すると熱をもつ性質がオイルにはあり、工場など大量に使うところでは小火になった事例もありますので、作業が終わったら、そのままにせず必ず水に濡れた状態にして捨ててください。
賢木@吉祥寺
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