2018.01.03

無垢テーブルの選び方 その1

無垢材テーブルとは、自然の木材をそのまま使ったテーブルを指します。木のテーブルといえば、世の中にたくさんありますが実は木にみえるようでも本物の木ではないといったものも存在します。例えば、自然の木材は薄くスライスして、心材と呼ばれるベニヤ板や木材を細かく砕いたものを接着で固めた木質素材のMDFなどに貼付けた突き板といわれるものも多く使われています。これらの木質素材のものと区別する意味でも無垢材という言葉をあえてつけているということもあります。今日のブログエントリーでは、後悔しない無垢材テーブルを選ぶためのポイント整理したいと思います。

1. 樹種を選ぶポイント

無垢材テーブルの場合、樹種を選べるケースが多いです。この場合、ある程度の堅さがあればあとは色味や木目の出方など見た目の好みで選んで頂いて良いと思います。ある程度の堅さというのがポイントですが、これは木材の分類である程度見分けることができます。樹木は大きくわけて、針葉樹と広葉樹の2つがあります。一般的に針葉樹は柔らかくて、広葉樹は堅い性質になります。これは構造によるところが大きくそういうものだと思って頂ければよいでしょう。針葉樹は、爪を立てて押してみると簡単に凹んでしまいます。ダイニングテーブルは長い期間使うことを考えると簡単に凹んでしまうのはマイナスです。ですので、比較的堅い広葉樹の中から選ぶのが良いと考えます。無垢材家具でよく使われる広葉樹の代表格は、ウォールナット材、メープル材、タモ材、ナラ材、トチ材、ケヤキ材、クリ材などといったものです。無垢材テーブルの場合、着色などをせずに木材そのものの色が仕上がりのものが多いのでそれぞれお樹種の特徴がでます。お部屋の雰囲気や好みなどで選んでみてください。

2. サイズを選ぶポイント

最適なダイニングテーブルのサイズを調べるには、普段座る人数から考えるのと、置くスペースから導きだす2つの視点から考えてみると良いでしょう。普段座る人数から考えるには、ある指標を使います。食事をするためにhi1人分60×40cmが必要とされています。ですので、横に2人が並んで食事をするには最低でも120×80cmが必要になります。ですが、実際にはテーブルと一緒に椅子を合わせて使うケースがほとんどです。ダイニング用の椅子は椅子によって幅が40〜60cmとかなり違います。椅子によってはテーブルに収納できるないケースもでてきます。さらに、テーブルには脚がついているので、脚がつく位置によっても変わってきます。そこで、脚と脚の間が、先ほどの指標×横に並んで座る人数より大きいことを目安にすると良いでしょう。4人掛けを想定した場合、1350mmぐらいの長さがあると良く、肘掛けがある幅の広い椅子を並べるようであれば1500〜1650mmあるとよいでしょう。

3. 仕上げを選ぶポイント

無垢材テーブルを注文する場合、オーダーメイドであることが多く仕上げを選ぶことができます。この場合、オイル仕上げとウレタン塗装が選べるケースが多いです。オイル仕上げとは、天然素材から抽出したオイルを配合した家具用のオイルを表面に浸透させて保護する方法です。一方、ウレタン塗装はプラスチック性の樹種でコーティングして保護する方法です。一般的には塗膜をはる塗装とされています。オイルとウレタンの大きな違いは、質感と手入れ・メンテナンス方法です。オイル仕上げは木の表面をそのまま触っているので自然な質感を味わうことが出来ます。反対にウレタン塗装は表面にでている面はプラスチックになるので、実際にはプラスチックを触っていることになります。

オイル仕上げのテーブルは水に対してそこまで強くありません。水で拭いていると徐々にオイルが抜けてきて、表面の肌触りが悪くなります。また、底が濡れたコップを長時間おいておくと輪染みになってしまうケースがあります。ウレタン塗装の場合は水に対して強いので、こういった心配はありません。ですが、ウレタン塗装は違った面でデメリットがあります。

続く

賢木@吉祥寺

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