2017.12.14

ダイニングテーブルが無垢材だと何がいいの【No.2132】

ソリウッドでは無垢材にこだわった家具作りをしています。それは自然な素材である木が我々の生活を潤してくれると信じているからです。中でも、ダイニングテーブルは生活の中心になるともいえる家具です。そこに肌触りがよく、揺らぎのある目にも優しい木目のテーブルがあるだけで、気持ちが違ってきます。こうした感覚は言葉ではなかなか通じ、仔細に書くとなんだか胡散臭い文章になってしまいます。ですが、ソリウッドの吉祥寺ショップで実際にオイル仕上げの無垢材テーブルに触って頂ければ、なんとなく私が言いたいことが伝わるのではないかと思っています。少しでも木のテーブルに興味があり、検討されているのであればぜひ脚を運んで頂きたいと思います。

とはいうものの、多くの方は無垢って何?無垢と無垢じゃないのはどう違うの?木のテーブルだと何が良いの?といった疑問をお持ちだと思います。そこで今日は無垢材テーブルの良い点や他の素材との違いをみていきます。

無垢材ってなに?

無垢とは混じり気のないということを表す言葉です。ですので、無垢材は、他のものが入っていない木そのものを指すことになります。無垢材テーブルや無垢材家具は、森や林にある木材を伐採し、丸太を製材した際にとれる板そのものを使って製作したテーブルや家具になります。ここで1つの疑問が生じます。木のテーブルって沢山あるけど、それは全部無垢材ではないの?という点です。

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結論からいってしまうと、販売されている木のテーブルの多くは無垢材ではないものです。それらのテーブルには無垢材突き板とか天然木化粧合板といった表示がされています。これらは、芯材といわれる安価な木材から採れた板や、木を細かく砕いて繊維状にしたものを圧縮して固めた板で大部分が構成されています。そこに、天然の木を薄くスライスしたシート状のもの(突き板)を芯材に貼付けます。ですので、これらの木の中身は必ずしも無垢の板ではないということになります。中には突き板が木目がプリントされた樹脂製のシートである場合もあります。

では、テーブルに無垢材が使われているとどんなメリットがあるのでしょうか?

質感が良い!

無垢材のテーブルとそうでないものの違いは肌触りにあります。無垢材の表面を丁寧に磨き、天然素材で出来たオイルを塗るとスベスベでありながら、しっとりとした質感を得ること出来ます。統計的な調査をしているわけではありませんが、実際に触った多くの方が心地よく感じる質感だと私は考えています。また、同じ無垢材を使用していても仕上げ方でも質感は変わってきます。無垢材テーブルの場合、ウレタン塗装といった塗装が施される場合も多いのですが、これは薄いプラスチックの膜をはる塗装方法なので、実際に触れているのはプラスチックということになります。ですので、せっかく無垢材のテーブルを購入するのであれば、最大の特徴でもある自然な質感を感じることができるオイル仕上げをオススメします。

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長く使える

木材は丈夫な素材です。特に表面が堅いとされる広葉樹の材を使えば、簡単に大きな傷がつくことはありません。また、衝撃で割れて破片が飛び散るといった心配もほとんどありません。たとえ、傷がついてしまっても補修するといった道も残っています。このへんはガラスなどの素材とは違って点かもしれません。また、木は紙ヤスリなどで表面を削ることも出来ます。無垢材は突き板のものとは違ってどこまで削っても無垢材が出てきます。表面についてしまった染みや落ちにくい汚れも最終的には紙ヤスリで削ってしまえばキレイになくなります。このようにメンテナンスや補修はする必要はありませんが、木そのものの質が劣化するわけではありませんので、長く使うことが出来ます。実際に私の実家で使っているダイニングテーブルは、私が子どもの頃に我が家にきましたが、いまだに現役です。場合によっては、お子様が新しい家庭をもった際に譲るといったことも出来ます。

この他にも、時間が経つにつれ熟成感がでてくるといったメリットもあります。また反対にデメリットもあります。次回はこのあたりの話を書こうと思います。

続く

賢木@吉祥寺

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