2016.10.24

世界三大銘木と日本三大銘木【No.1716】

このブログを毎日更新し始めてから何年も経ちますが、多くの方に見られているブログエントリーは限られています。そして、月2回どんなブログが読まれているか、どんな検索ワードでソリウッドのWebサイトに来ているかをチェックしています。そんな中で、結構検索している人が多いキーワードが「世界三大銘木」です。Googleさんで「世界三大銘木」と検索してみると、『世界三大銘木のうちのひとつと言われるウォールナット材とはどんな材なのか。』という私が書いたブログエントリーが上位でヒットします。

皆さんがなぜ「世界三大銘木」という言葉を検索しているかは不明ですが、それなりのボリュームの方が「世界三大銘木」について興味があって知りたいと思っているようです。どういう風に世界三大銘木について興味をもったのかを知りたいですが、調べる方法はなさそうです。私もどこで世界三大銘木という言葉を知ったのかを思いだそうとしましたが思い出せないです。木工を学ぶ職業訓練校に通っていた時のような気もしますし、それ以前に知っていた気もします。今では、当たり前のように”世界三大銘木=チーク・マホガニー・ウォールナット”とインプットされてしまっています。

始めに紹介したブログエントリーでも書いていますが、この「世界三大銘木」がどのような経緯でそのように呼ばれるようになったかは不明です。いろいろ調べてみましたが、その根拠を見つける事ができていません。なので、私自身は都市伝説のようなもので、言葉だけが一人歩きしているように感じています。さらに現状では、マホガニーもチークも手に入りにくい木材になってしまいました。過去の乱獲が原因とも言われています。私自身も本物のマホガニーとチークを加工したり見たことがないので、世界三大銘木と言われてもあまり実感はありません。ウォールナットについてはよく知っています。世界三大銘木に挙げられているウォールナットはもともとはヨーロッパ産のウォールナットだったという話を聞いたことがあります。私たちが現在、ウォールナット材として扱っているのは北米産のウォールナットです。ヨーロッパ産のウォールナットは今の日本では手に入らないようです。北米産のウォールナット材は独特な色もあって非常に魅力的な木材です。世界三大銘木と呼ばれるだけあるなと思います。

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こちらが北米産のウォールナット材です。仕上げる前の段階ですが、ウォールナット材の色の特徴がよく出ている木片だと思います。ウォールナット材は樹皮に近い部分は白っぽい色をしています。少し内側に入ると紫がかった色をしています。そして段々と中心部分に近づくにすれて濃い茶色になっていきます。こうしたグラデーションがとても綺麗です。ストレートカットテーブルの場合はこうしたグラデーションが掛かった部分をカットしてしまいます。なので、ウォールナット材の魅力も思い存分楽しみたい方には耳つきウールナット材を選択するとよいでしょう。

さて、「世界三大銘木」があるなら「日本三大銘木」もあるはずです。ところが、調べてみると「日本三大銘木」に当てはまる樹種はヒットしません。ネットで検索してみてヒットしないなら「日本三大銘木」という概念は存在しないのかもしれません。誰かが選んでいてもよさそうなのに……

と言うわけで私の独断と偏見で「日本三大銘木」を選んでみましょう。私は普段から広葉樹にしか触れてませんので、針葉樹は対象外にしたいと思います。日本の場合、針葉樹を入れてしまうとそれだけで3つ埋まってしまいそうです。

2つはすぐに思い浮かびますね。3つめが悩みます。

1つめはケヤキです。

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「広葉樹の王様」と呼ばれているように日本を代表する銘木であることは間違いありません。やはりケヤキは外せません。日本には銘木店と呼ばれる材木屋さんがあります。○○銘木店とお店に名前になっている場合もあるぐらいです。そうした銘木店はケヤキを得意としているお店が多くあります。昔から日本で銘木と言ったらケヤキだったと言っても過言ではないでしょう。家具のみならずに、ケヤキは多くの場所に使われています。神社仏閣には昔からケヤキがたくさん使われていました。今でも神社仏閣を主な取引先にしている銘木店は多いと思われます。御神輿にもケヤキが使われていますね。

2つめはトチにします。
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トチは日本特有の銘柄らしくあまり外国産の木材で似たようなものを見たことがありません。トチはギラギラした杢がでやすい樹種です。トチもケヤキ同様に1枚板テーブル用の板として人気があります。トチは大きく成長するので、1枚板テーブル用など幅広い板が取れるんですね。

3つめは悩みます。ケヤキ、トチは多くの方に賛同していただける気がしますが… 3つめは意見が割れそうです。私はカバを選びますね。カバの仲間は数多く存在します。日本以外にも生えています。でも、その中でウダイカンバだけ別格の様相をしています。ウダイカンバ材は中心部分の赤味が強いのが特徴です。赤いカバ材は見掛けるのが少なくなりましたが、非常に綺麗な色をしています。繊細な木目模様もとても美しいです。最高級のウダイカンバ材はツキ板に使用されるためにとても高額で取引されているようです。こうした丸太は我々ではとても手にすることができません。それでも時々赤味が強めのカバ材を入手できることがあります。そうした材は大事に使っていきたいです。
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こちらは以前に納品したカバ材の2枚はぎテーブルです。カバはそれほど太く成長しないので、1枚板でテーブル天板になるサイズの板はほとんど存在しません。このように2枚はぎでテーブル天板にするのが良いと思います。

以上、世界三大銘木についてと私的に挙げた日本三大銘木についてでした。

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