2015.08.23

ドドンとパンチの効いたチェリー材【No.1288】

昨日のブログでは、吉祥寺ショールームに展示してあるチェリー材の耳つき天板について紹介しました。いずれもW1500程度と使いやすいサイズの天板です。どちらも脚はご注文があってから製作しますので、定番の4つのデザインから選んで頂けます。さらにテーブルの高さも自由に設定可能です。ダイニングテーブルだけでなく、ローテーブル仕様にも出来ますので、ご希望の方はショールームスタッフにお声掛け頂くか、メールで連絡頂ければと思います。

これらの天板はそれぞれC1507とC1508という商品IDがついています。Cというのは、チェリー材を英訳したときのCherryのCです。その後の15は5シリーズの天板を指しています。

ソリウッドの耳つきテーブルにつけられている商品IDは、このように冒頭のアルファベットは樹種の識別、次の二桁の数字でシリーズ、最後の2桁の数字で個体識別となっています。ソリウッドの耳つきテーブルには、3シリーズと5シリーズという2つに分類してシリーズ化しています。

3シリーズは、2枚か3枚の板を接ぎ合わせた天板になります。さらには、あまり節や入り皮などが入っていない板を使用しているものにつけています。5シリーズは、4枚から6枚はぎで1つの天板になっているものになります。さらに3枚はぎであっても節や入り皮などの部分があり、個性が強いものについては5シリーズに分類されているものもあります。先ほど挙げたC1507も実はそういった理由で5シリーズに分類されています。C1507は、3枚はぎですが少し大きめの節や入り皮部分をあえて残しています。節や入り皮部分が多い板は、それらがない板に比べ安く流通していることが多いです。

3シリーズと5シリーズでは、価格帯が少し違ってきます。少ない接ぎ枚数で製作する3シリーズやより多い板で製作する5シリーズより値段は高めです。材木は節や入り皮などの部分が入らず、幅が広い板のほうが値がつきます。ですので、この2つのシリーズの価格差もそのような材料の価格差が影響しています。とはいえ、5シリーズの天板であっても強度が弱いとか製作方法が違うといったことはありません。飽くまでも天板に使用する板の枚数やその板の状態によって変化があるということです。

少し前置きが長くなりましたが、今日は3シリーズのチェリー材耳つき天板を紹介したいと思います。

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ドドーンと2枚はぎの天板です。チェリー材の場合、あまり大きくなる木ではないので、1枚板でダイニングテーブルになるような板は滅多にありません。この天板に使用するのはそれぞれ幅500〜600ミリあるので、チェリー材としては立派な板といえます。しかも、板の表面を見てみてください。節や入り皮のような部分がありません。このような2枚はぎ天板は貴重といってもいいかもしれません。まさにオススメの板です。サイズは長くて1650mm、幅は900mmぐらいまではとれます。

上の写真はあくまで参考にして頂くための合成写真で、実際にはここまで加工が進んでいるわけではありません。よって、サイズは上述した範囲内であればご指定頂くことも可能です。

こちらの板で4本脚テーブルを製作した場合、価格は¥321、840−(税込み)となります。3シリーズの2台はいずれも20万そこそこの価格ですが、これだけの幅があるとやはり価格は高くなってきます。ですが、納得頂けるテーブルが出来ると考えています。同じような板をすぐ揃えろといわれてもなかなか難しいかもしれません。チェリー材でインパクトのあるテーブルをお探しの方、ぜひご検討してみてください。

もし、実際の板をご覧になりたいという方は、事前に日程を調整させて頂いた上で相模湖工房で案内することが可能です。土日でも配達の予定が入っていなければご案内出来ることが多いです。まだ、加工前ですが、実物をみるとイメージは掴みやすくなると思います。ご希望の方は、吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

賢木@吉祥寺

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
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