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家具屋で働く双子のブログ
チェリー材耳つきテーブル天板2台、吉祥寺ショールームに展示してあります。【No.1287】
昨日のブログエントリーではカバ材について書きました。カバ材は木目が繊細でとても美しいです。さらに適度な堅さがあるのでテーブルとして最適な木材だと思っています。特にウダイカンバ材は少し赤っぽい色をしていてとても綺麗です。もっとたくさんウダイカンバ材の耳つきテーブルを製作したいと考えていますが、なかなかウダイカンバ材の板を入手することができません。
さて、今日はチェリー材の話をしましょう。チェリー材もカバ材同様に木目が繊細です。カバ材もチェリー材も共に散孔材と種類の木材です。木材には大きく分けると散孔材と環孔材に分かれています。散孔材は導管が狭く、全体に散らばっています。導管が狭いと手触りが良くなります。散孔材より環孔材は導管が太いです。導管が太いと断面が深くなるので手触りが少しザラザラに感じます。ザラザラといっても散孔材の木材に比べるとなので、普通に触るとスベスベに感じると思いますが。
さてチェリー材です。私も好きな木材なので、このブログでも登場回数が多いと思います。まず、チェリー材は色が特徴的です。チェリー材は経年による色の変化が楽しめる木材です。これほど劇的に色が変わる木材は他にありません。製作した直後はピンク色っぽいオレンジ褐色をしています。納品事例として納品時の写真をWeb上に掲載していますが、どれもチェリー材の初期の色をしています。
製作直後のチェリー材はこんな色をしています。ここから段々と濃い色になっていきます。最終的には艶のある焦げ茶色になっていきます。
時間が経つとこんな色になっていきます。こちらは木工教室の生徒さんが制作している棚です。木工教室で生徒さんが製作している場合、時間が経過するので段々と色が変わってきます。テーブルなどの製品で納品したチェリー材が現在どんな色になっているかを知る事がなかなかできないので、こちらの写真で色の変化を知ってもらおうと考えました。
納品した際の写真と比べるとだいぶ色が違いますよね。チェリー材は空気に触れているだけで色が変化していくので、どんな環境でも経年による色変化が楽しめます。
耳つきテーブル用の板を材木市場で仕入れてきて乾燥させて使用しています。チェリー材は乾燥させやすい部類に入ると思います。大きく割れたり、大きく捻れたりすることは少ないので割と安心して乾燥庫に入れる事ができます。
乾燥庫から出したチェリー材です。1番上の板は大きく反っています。”反っているじゃん”と思われる方も多いと思いますが… これは芯を含む材なので、どんな材でも反ったり割れたりする部分なんですね。芯というのは丸太の中心の意味です。芯を含んでいる板はほぼ割れたり、反るので基本的にはそうした事を前提にして仕入れています。芯を含んだ板はその丸太の最大幅なのでその幅で使いたいんですが、そうはしてくれないんですね。
ここまで反ってしまうと、この幅で使おうとするととても薄くなってしまいます。なので、真ん中で半分に切って使う事が多いです。芯を含んでいる板は耳の形が綺麗なので、耳つきテーブルの耳つき板として使うととっても良いのです。
現在吉祥寺ショールームで展示・販売しているチェリー材の耳つき4枚はぎテーブルです。この耳つきテーブル天板に使用しているチェリー材も真ん中で割れた板を使用しています。チェリー材で時々でる少しギラギラした木目も出ています。サイズが合えばオススメしたいテーブル天板です。
吉祥寺ショールームにはもう1台チェリー材の耳つきテーブルを展示しています。興味のある方はぜひ吉祥寺ショールームにお越し下さい。
瑞木@相模湖
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