2015.07.30

チェリー材の耳つきテーブル【No.1264】

先日、チェリー材の耳つきテーブルを納品してきました。

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テーブルの長さは1800mm、幅はおおよそ850mmの5枚はぎの耳つきテーブルです。まだ出来たばかりなので、色味はまだまだ薄い状態です。半年もすれば少し濃くなりチェリー材特有のなんともいえない落ち着きある深い色味になってきます。

こちらのテーブルをご注文頂いたK様は吉祥寺ショールームに足を運んで頂き、チェリー材の耳つきテーブルをご希望とのことでしたので、準備OKの板の中からチェリー材の5枚はぎのものを提案させて頂きました。

チェリー材と我々が呼んでいるのは、北米を原産とするブラックチェリー材のことです。無垢材家具で「チェリー材」という表記があった場合は、ブラックチェリー材と思って頂いて間違いないと思います。日本では、ブラックチェリーというと、家具に使われている木材というよりも、さくらんぼより少し大きくて、色も赤黒い果実のほうが親しみがあるのではないでしょうか?

近年では、同じ北米産のブラックウォールナットとともに、無垢材家具に使われる人気樹種として定着してきました。ソリウッドでは、樹種別の人気ではウォールナットには及びませんが、その次に注文が多いのはチェリー材です。そして、その差は最近では縮まりつつあります。

チェリー材を選んだお客様になぜチェリー材を選んだのかと聞くと、「色が気にいった」「経年変化があると聞いて、自然っぽいと感じた」、「木目がそこまで目立たなく、肌触りが良い」といった感じの答えがかえってきます。それに加えて、ウォールナットほど色が濃くないので、他の家具やインテリアなどと合わせやすいといった点もチェリー材の魅力といえるのではと思っています。今回お届けしたお宅のように、スギ材のフローリングにも合いますし、もっと白いメープル材やカバ材といった広葉樹の床にも映えます。さらには、チェリー材のテーブルに、色が濃いめのウォールナット材の椅子を合わせてもしっくりきますし、反対に色味が薄いナラ材のような椅子でも違和感なく合わせることができます。

今回納めさせて頂いたチェリー材の耳つきテーブルはW1800とわりと大きめのサイズでしたが、現在吉祥寺ショールームでは長さ1500mmの3枚はぎテーブルを展示しています。詳細は以下のリンク先をご覧ください。

C1507 節ありもありです。

タイトル通り、こちらの板には3カ所ほど節があります。節というのは、木が立っている状態のときに枝があった部分です。多くの場合は、製材した後に節の部分がゴロっととれてしまい、穴があくことがあります。こちらの天板もそのようになっています。ただ、そのままにしておくと、テーブルとしての機能が劣ってしまうので、ソリウッドでは節の部分にウレタン樹脂を埋め込み、穴がなく平滑に仕上げるようにしてあります。このように処置しておくと、節の部分にゴミがたまって汚くなるとか、穴があるので書き物に向かないといったことも避けることができます。

こちらの天板はサイズなどに関してはこのまま現品での販売となりますが、脚についてはまだ製作していないので(ショールームでは暫定的な脚をつけて展示しています)定番の4つのタイプがから脚のデザインを選んで頂くことができます。

最後にチェリー材の耳つきテーブルをお探しの方に耳よりな情報です。C1507に続く新しい耳つき天板が今週末吉祥寺ショールームに届く予定になっています。

C1508 チェリー材の耳つきテーブル用の板あります!

こちらもサイズはW1500×D850になります。耳のカタチとしては中央が膨らんでいる太鼓型の耳つき天板です。

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こちらの写真は合成写真で、真ん中に入れている2枚の板は実際に使用する板とは異なります。完成した天板をすでに見ている工房のスタッフからは良い感じだよというコメントがありました。どういった天板になっているかは店に到着してからのお楽しみということにしたいと思います。

賢木@吉祥寺

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