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家具屋で働く双子のブログ
ソリウッドが扱う背にファブリックがある椅子をまとめてみました。
連日暑いですね。一気に温度が上がって、身体がついていくのが大変ですね。ああ、また暑い夏が来るんだなって少し憂鬱な気分になってしまいます。
さて、今日は椅子の話をしようと思います。ソリウッドでは国内生産の”木の椅子”を販売しています。どの椅子も受注生産で少し納期まで時間が掛かりますが、樹種やファブリックを選択することが出来ます。
今日取り上げるのは、背にファブリックが張られている椅子です。”木の椅子”は背も木のものが多いです。しかし、背にファブリックが張られている椅子もあります。背にファブリックが張られていると背中のホールド感がグッと上がります。ファブリックの下にはウレタンフォームというスポンジ状の素材が入っています。このウレタンフォームが背中の形に合わせて凹むので、フィット感が良くなります。
まずはこちらをどうぞ。
MEGチェアです。isu-worksシリーズのMEGチェアです。こちらはチェリー材でファブリックはNC128という布が張られています。MEGチェアは小振りなダイニングチェアになります。ちょっと小さめのダイニングテーブルでも合わせる事ができます。
こちらはウォールナット材のMEGチェアです。背の部分がカーブしているのが分かると思います。このカーブが背中にフィットするんですね。
同じisu-worksシリーズでもう一つ背にファブリックが張られている椅子を紹介します。
GENチェアです。MEGチェアよりも少しワイドなためゆったり座る事ができます。ガッシリしている体型の方でも余裕をもって座る事ができると思います。GENチェアは座面が少し沈むタイプです。柔らかめの座面でお尻を優しく包んでくれます。一方、背中の方は堅めでわずかに変形するだけですが、それでも背中をしっかりと支えてくれます。
宮崎椅子製作所さんの椅子でも背がファブリックの椅子があります。宮崎椅子製作所さんは徳島県にある老舗椅子メーカーです。昔はOEMで鏡台の椅子などをメインに製作していたようです。しかし、近年はオリジナル商品の開発に力を入れて成功しています。
HANDYチェアです。カイ・クリスチャンセン氏というデンマークのデザイナーが1956年に発表したNV-31チェアの復刻版になります。オリジナルからは若干の変更があった ようです。肘から背中に掛かる部分が少し弧になるように変更されています。また座面までの高さを2種類用意されました。オリジナルは座面高が450mmと 日本人には少し高い設定になっています。そのため、宮崎椅子製作所で復刻するにあたって座面高が420mmになったタイプも発売されました。これは大変良 いことだと思います。やっぱり体型にあった椅子が1番ですから。座面高が450mmあるとテーブルとのマッチングも難しくなります。欧米サイズではテーブ ル高も高くなっているので座面高450mmでピッタリかもしれませんが、日本の標準的なテーブル高に比べると450mmは少し高いです。やっぱり座面高 420mmぐらいが合っています。事実、日本製の椅子は座面高が400mmから420mmぐらいのものが多いです。
このHANDYチェアの背はさりげなく存在しているのが特徴的です。ファブリックタイプの背は後からつける形にしたものが多いです。これは組立て時の事を考えると一体型にするのはいろいろと処理しなくてはいけない事が増えてしまいます。
おそらく組立てた後に背のファブリックを張っていると思われます。これは結構高い技術力が必要だと思います。やはり背中のホールド感が高い椅子に仕上がっています。
最後は、いのうえアソシエーツさんのAwaza LDチェアを紹介します。
Awazaシリーズは”腰の椅子”と謳っています。これは腰に優しい椅子ということです。腰痛持ちの方にも安心して座って頂けるようにデザインされています。大手椅子メーカーで開発を担当していた井上昇氏が立ち上げた会社がいのうえアソシエーツです。現在は息子さんも一緒に活動されています。このAwaza LDチェアは、座面が広くゆったりと腰掛けることができます。また、背の部分も広いのでしっかりと腰を支えてくれます。
一般的に背が広い方が、座り心地に安定感を感じます。背が細いと背中との接地が線になってしまいます。線で当たると少し痛く感じます。やはり面で当たってくれた方が心地良く感じます。ただし、デザイン性を考えると背は大きくない方が格好良いです。この辺はどちらに重きをおくか個人の判断になるでしょう。私個人としては背は広い椅子の方が好きです。しかもファブリックが張られているタイプが好きです。というわけで、今日のブログでは背がファブリックな椅子を取り上げてみました。
※背がファブリックな椅子のデメリットを上げるとしたら、夏の暑さかもしれません。ファブリックが張ってある分暑く感じますね。長時間座っていると背中に汗をかいてしまいます。夏のことを考えると木の背の方が心地良さは高いでしょう。これもどちらに重きを置くか個人の判断になると思います。
瑞木@相模湖
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