2014.12.18

4月スタートの木工教室の募集をはじめます

来年4月スタートの木工教室基礎1年コースの募集をまもなく開始します。ソリウッドの木工教室は30年以上の歴史がありますが、始まった当初から基本コンセプトは変わっていません。募集にあたって、いま一度ここで紹介したいと思います。

無垢材と使った本格的な家具作り

ソリウッドは、無垢材にこだわった家具作りを日頃行っている家具工房です。ですので、そんなソリウッドが開催する木工教室も当然、無垢材にこだわります。

加工のしやすさを考えると杉やヒノキ、ホームセンターで販売されているホワイトウッドのような針葉樹のほうが柔らかく作業も簡単です。しかし、耐久性や質感を考えると広葉樹を使ったほうが質の高いものが出来ると考えています。生徒さんには、ソリウッドの家具作りで使っている材と同じものを使って頂きます。また、釘に頼らず、ホゾ組みなどの継ぎ手でしっかりと組立てます。

仕上げについても、ご自身でやって頂きます。しっかりと素地を整えた無垢材の表面にオイルを塗ると、程よい艶がでて、しっとりとした肌触りでずっと触っていたい家具になります。

教えるのは、もちろんソリウッドのスタッフです。平日はお客様からご注文を受けた家具を製作する家具職人ですが、週末は木工教室の先生になります。これまで培ってきたノウハウや木工知識を余すところ無く、教えていきます。

基礎コースでは共通課題の製作になりますが、応用コースでは自由な製作が可能です。教室に通う生徒さんが作られた力作は、ウェブサイトでも写真を公開していますので、そちらもぜひご覧ください。

応用コース 生徒作品

鉋や鑿といった手道具を使う

ソリウッド木工教室の最大の特徴ともいえるのが、使う道具です。電動工具が全盛の時代ですが、あえて鉋(かんな)、鑿(のみ)、鋸(のこぎり)といった古くから日本に伝わる手道具を使います。これらの道具の名前はもちろん知っていても日常的に使っている人は少ないでしょう。

基礎1年コースの初回のクラスでは、道具の仕立てを行います。大工道具の多くは買った状態ではすぐに使えません。例えば、玄能はまず柄をつけるところから始めます。また、鉋は台頭の角を丸くします。これは、刃を調整する際に、台頭を叩きます。角のままだと台が割れてしまうことがあります。それを防ぐために角を丸くしておく必要があります。

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手道具を使いこなすのは容易ではありませんが、時間をかけて道具を仕立て、微調整しながら鉋をかけたり、ホゾ不組していくのも普段は味わえない充実した時間になります。基礎1年コースでは、刃を研ぐところまでは時間的に踏み込むことが出来ません。ですが、道具を使いこなすには必要不可欠な技術になります。刃を研ぐことについて学びたい方は、基礎1年コースの後の応用コースでぜひチャレンジしてみてください。

生涯の趣味として木工を楽しむ

ソリウッド木工教室は、趣味としての木工を指導する教室です。基礎1年コースでは、タモ材の花台を課題作品として、1年かけて製作していきます。カリキュラムは初心者の方でも焦らず作業が出来るよう、ゆったりめに組んでいます。ご自身のペースで作業を進めることが出来ます。

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木工は長い間楽しむことが出来る趣味でもあります。基礎1年コースでは1年という期限が限られていますが、さらに続けたいという方は応用コースに進んで頂くことができます。応用コースでは、課題作品はなく、ご自身で作りたいものをデザインし、ご自身で製作していく形式になります。デザイン、設計の段階からスタッフが相談にのり、効率よく製作できる方策を一緒に考えていきます。応用コースも原則的に月1回ですが、期限は設けていません。いくつか作品を作り終えて、修了となるかたもいらっしゃいますし、20年、30年に渡り、通い続けていらっしゃる方もいます。月1回のクラスなので、製作ペースはゆっくりめで、多くの方が1つの作品を仕上げるまでに1年〜2年掛けて製作にあたります。

以上の3つが、開講以来変わらないソリウッド木工教室のコンセプトであり、特徴であります。

募集要項や教室資料をご希望の方は、郵送でご自宅に送りますので、info@soliwood-crafis.comあてに、お名前、ご住所、電話番号をお知らせください。すでに、資料請求頂いている方には、順次発送していきます。

賢木@吉祥寺

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