2019.04.19

【No.2590】ZENチェアとPePeチェアを比較して…

ソリウッドでは無垢材テーブルに合わせるのにぴったりな椅子を多数取り扱っています。ダイニングチェアだけでなく、デスクやリビングでソファ替わりに使っていただけるようなリラックスチェアも扱っています。

ソリウッドでダイニングテーブルを注文される方の多くはオイル仕上げを選択されるので、椅子に関してもオイル仕上げもしくは同じような塗膜を作らないタイプの仕上げ方法を選択される方が多いです。基本的にはテーブルがオイル仕上げなら椅子もオイル仕上げにした方が見た目の統一感を出すことができます。

宮崎椅子製作所の椅子は蜜蝋ワックス仕上げが標準になっています。これは蜜蝋を主原料にして家具用に配合したワックスです。オイル仕上げと同様に道管に染み込んで固まるタイプの塗料なので、塗膜を作るウレタン塗装とは別のタイプです。見た目はオイル仕上げとほとんど変わりません。納品時には独特の香りを感じるかもしれませんが、日が経てば気にならなくなるでしょう。

「オススメな椅子はありますか?」という質問をお客様からされることがあります。

どんな場面で使うのか、どんな体型の人が使うのか、といった条件で最適な椅子を異なります。基本的には座ってもらって心地良いと感じる椅子を選んでもらうのが一番良いと考えています。

が、そうは言ってもたくさんの椅子の中から選び出すのは大変です。

なので、ダイニングチェアで使うのなら

ISU-WORKSのZENチェアをオススメします。

オススメのポイントは

・背の支える位置が低めなので、安定して座れる点
・座面や背の硬さ加減が、ちょうど良い点
・邪魔になりにくいけど実用的なハーフタイプの肘掛けが付いている点

です。

実際、私も自宅でダイニングチェアとして使用しています。(これ結構大事ですよね。薦めているのに自分で使っていないのでは説得力に欠けます。)

使い始めて半年以上が経過していますが、何の不満もありません。非常に快適に食事をすることができています。

ZENチェアは1脚¥70,200-(消費税8%込み)からとなっています。一番高い組み合わせとなるウォールナット材+ソリウッド別注ファブリックだと¥78,624 (消費税8%込み)となります。1脚7万円台と考えてもらえれば良いでしょう。ソリウッドで扱う椅子の中では中価格帯の椅子と言えます。大量生産されている(外国製を含めて)量販店で売られている椅子と比較すると価格は高いですが、国内の木工所で丁寧に作られた椅子で長持ちすると考えればけってし高すぎる価格設定ではないです。

私が購入したのは2脚です。私と妻のダイニングチェアです。息子はまだ小さいので、子供用の椅子を使用しています。初めから2脚を購入する予定だったので、予算内でおさまりました。ただ、4脚を揃えるとなると価格的に厳しいので、他の椅子を選択したかもしれません。

宮崎椅子製作所のPePeチェアも候補には挙がっていました。PePeチェアは1脚¥45,144-からという価格設定です。私のZENチェアはナラ材+ソリウッド別注ファブリックです。PePeチェアでナラ材+ソリウッド別注ファブリックを選択した場合は、¥60,264-となります。 ナラ材+ソリウッド別注ファブリックのZENチェアは、¥73,440-です。価格差は1脚につき¥13,176-となります。

価格的には宮崎椅子製作所のPePeチェアに軍配が上がります。でも、私にはZENチェアの方が座り心地が良いと感じました。この2脚を座り比べて感じる差は

・PePeチェアの方が背の位置が高くて、腰がスカスカでちょっと不安定
・PePeチェアは背が木なので、背にもファブリックがあった方が良い
・PePeチェアには背がファブリック張りのバージョンもあるが、背の心地よさはZENチェアの方が良い。(座面はZENチェアとPePeチェアに大きな違いはないと思います。)

こんな感じです。

やはり1万数千円の価格差が座り心地に出ています。と言っても比較すればの話でPePeチェアも十分に座り心地が良いですよ。逆にこの価格でここまで完成度が高い椅子はPePeチェアの他にはない気がします。

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